日本対インドネシア 前半、戦況を見つめるインドネシア代表のシン・テヨン監督(右)(撮影・足立雅史)
<W杯アジア最終予選:インドネシア0-4日本◇15日◇C組◇第5戦◇ジャカルタ
【ジャカルタ=永田淳】欧州からの国籍取得選手で固めたインドネシア(同FIFAランキング130位)が、日本(同15位)に0-4で粉砕された。
FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選で、インドネシアは首位日本に欧州基準で対抗したが、完敗した。前半は両サイドから得点機を演出も、決め切れず流れを失う。1595年から1949年まで約350年間、宗主国だったオランダからの12人を含む14人が国籍取得選手で、欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場17試合を誇るDFケビン・ディクス(28)も先発したが、結果は4失点だった。
韓国人で「地球が滅亡するまで両国の戦いは続く」と日本を宿敵視してきた申台竜(シン・テヨン)監督(54)も、表情を硬直させるしかなかった。試合後の会見では「もし最初のゴールチャンスが決まっていたら結果は変わっていたかもしれない。選手が90分間、常に集中することは簡単でなかった」と悔しがった。
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