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CARAMEL CANDiD
‪‪❤︎‬お菓子の国発4ピースガールズバンド‪‪❤︎‬

Vo. / Gt. OTO
Gt. SAYA
Ba. MABO
Dr. MOKO

作詞作曲 OTO
編曲 CARAMEL CANDiD

✉️caramelcandid@gmail.com
Instagram @cara_can_i
Twitter @CARA_CAN_i

Direction & Cinematography
MIMO Shinohara @valentine_____x (Instagram)
莎 @scha90s (Instagram)

Cast member
Sae
くのりさ @knori__ (Instagram)
釜口恵太 @kamagoo (Instagram)
千葉咲奈 @sakina.chiba (Instagram)

special thanks to
narumi koiwa hamanaka
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2021年12月26日 日記(大人向け)

18年間途切れる事無く枕元に届いていたサンタクロースからのクリスマスプレゼントも、今年は届いていない。

上京して1年目、初めて同居人の居ないクリスマスだ。

私がこの世にサンタクロースが居ないと知ったのは小学校五年生位の頃だった。
小学校で同じクラスの男の子が「サンタなんて本当は居ないんだぜ〜知らないの?」と自慢げに言っていても、小学校五年生までは居ると信じて疑わなかった。

サンタクロースが来る一週間前位から、私の部屋までの経路案内をペタペタと全ての部屋の扉に貼って心待ちにしていた小学生時代。

「もしかしたらサンタさんも色んな家を回っててトイレに行きたいかもしれない」
そう思ってトイレの扉にも「ここがトイレです!使ってね」と拙い文字で案内を綴っていた。

「もしかしたらサンタさんは全世界を回ってるからお腹すいちゃうかもしれない」
両親に言われたのもあって毎年、自分の部屋の前には牛乳とクッキーを置いていた。

牛乳を冷蔵庫の外に置いておいたら腐ってサンタさんがお腹を壊してしまうのではないかという考えが頭をぐるぐる過ぎった結果夜遅くまで起きてしまい、プレゼントを貰えないのではないかと焦っていた夜もあった。

夜遅くまで起きていたって、私が起きてる内は絶対にサンタクロースは現れない。

それでも朝起きたら必ず枕元には筆記体で書かれた読めない英語と、その英語の和訳であろう日本語のメッセージが書かれた手紙と共に、待ち望んでいたプレゼントが置かれていた。

部屋の外に出たら、牛乳が入っていた筈の空のグラスと、クッキーの包装紙と、「美味しかったよ、ありがとう音羽ちゃん」の一言メッセージ。

クリスマスの夜は両親ともに私よりも早く寝ていたし、両親に音羽と呼ばれていたから、メッセージにちゃん付けで書かれているのをみて、やっぱりサンタクロースは存在すると再確認した。

何より、小学生時代の私は、筆記体を書けるのはサンタクロースだけだと思っていた。

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私がサンタクロースは居ないと知ってしまった日にもショックが無かったのは、両親からの種明かしを受けず、私が真実を知るまで微笑ましく見守って全力で演出してくれていたお陰なのだと思う。

私がサンタクロースの正体を知っても、我が家にはサンタクロースを待ち望んだ年の離れた弟と妹が居た。

昔の私と同じ様にクリスマス一ヶ月前にサンタクロースへ手紙を書き、家中の壁に自分の部屋への経路案内を書き、クッキーと牛乳を用意して心待ちにしている弟と妹の姿を見るのは微笑ましく、幸せだった。
勿論、サンタクロースの真実は私も2人に語ることは無い。あの幸せそうな準備期間を見て、ネタばらしなど以ての外である。

プレゼントを待望する弟と妹を寝かしつけてきてと、プレゼントを用意する父と母に頼まれた時は、私もサンタクロースの一員になれたような気がして嬉しかった。

妹も小学五年生になった。
もしかしたらもう既にサンタクロースの正体を知っているのかもしれない。

そろそろ壁に経路案内が貼られる事も、クッキーやミルクが用意されることも無くなるのかもしれない。

それでも両親は、私が実家を出るまでプレゼントを用意してくれていた様に、弟と妹にもプレゼントを枕元に用意するのだろう。

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大学生になり一人暮らしをしている今、ただ真っ暗な部屋で午前二時まで起きていても、早く寝なさいと言われる事はない。

きっとあの頃のような未来への期待に溢れた輝きはもう持ち合わせていないけれど、自分にもまだ僅かな輝きがあると信じて藻掻く日々だ。

暖房で乾いた真っ暗な部屋の中で、唯一の光であるスマートフォンの明かりが、他人の眩しすぎる日常を映し出して、心に針を刺す。眩しさに耐えかねて明かりを閉じても、今度は悪夢に魘される。

それでもあの頃のように、夜中に目が覚めて、急に真っ暗闇が怖くなって廊下を走って母の元に行く事も、悪夢を見て父を起こす事も、もうない。

こんな時に私はバクに願う。
「どうか悪夢を全部食べて。」

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大人になりたての人々は、「クリぼっち」だの「異宗教のイベントをこの日だけ騒ぐ奴ら」だの「光ってる電球に興味も無いのに群がるゴミ」だの「同性で過ごすのがベスト」だの、なんだかクリスマスという呪いに掛けられているように思う。

別にそれは悪い事ではないし、私もきっとその呪いにかけられた一人だ。
ついクリスマスの全てを恋愛の契機イベント又は恋愛批判イベントと捉えてしまうし、商売繁盛の為にイベントを使われている感じがなんだか気に食わなくなって、そもそものクリスマスという概念批判に持って行きたがってしまう。

この呪いは少し大人になった証拠でもあると思う。呪いに反抗するように、25日は一人でクリスマスを満喫してみる事にした。

お昼間にスタジオで使ったギターを背負い、大好きな音楽を聞きながらただ只管に歩いて、有名なイルミネーションの聖地を何箇所も回ったら思ってた以上に満喫出来て楽しかったけれど、人と過ごす方が結局楽しい事も分かった。

クリスマス1人散歩の一番の収穫はイルミネーションを通して人の温かさを見つけられた事だ。

春に満開になる桜、夏の新緑の若葉、秋の鮮やかな紅葉、それらはやがて全て落ち枝となる。
そこに後から人工的に電球をつけることによって、四季問わず色を纏う木々達。
寂しくならないようにと灯りを人々が付けたという経緯を想像し、温もりを感じる冬。

そんな人の温もりを感じる冬だからこそ、人々は愛を求めるのだと思う。恋愛だけではなく、家族だとか、友人だとか、恩師だとか、自分自身だとか、環境だとか、経験だとか、記憶だとか。なんだっていい。なんだっていいけれど、私も愛のある人生にしたい。愛する人生でいたい。そんな事を考えながら、たたひたすら1人で寒く温かな街を歩いた。

私はクリスマスというイベントがあって良かったと思う。
こうやって今までの思い出を思い返すだけでも幸せな気持ちになれるし、今年は今年でとっっても素敵で幸せなクリスマスだ。

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どうか世界中の人々が価値観に捉われず素敵な二日間を過ごせていますように!

メリークリスマス🎄

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#インディーズバンド #ガールズバンド #邦ロック #バンド #クリスマス

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