大河ドラマ『光る君へ』第29回「母として」を考察!詮子はなぜ薬を飲まないのか?紫式部はなぜ清少納言を完膚なきまでに酷評した?紫式部が物語を書く理由とは――源氏物語・枕草子・紫式部の日記や和歌から紐解きます。
●タイムテーブル
00:00 母として
02:08 なぜ詮子は薬を飲まないのか
03:18 まひろVSききょう
04:32 枕草子の中に生き続ける定子
06:10 紫式部の清少納言批判
09:58 紫式部が描いた定子
13:19 なぜ物語を書くのか
●取扱い作品
大河ドラマ「光る君へ」(2024年)
主人公は紫式部(吉高由里子)。 平安時代に、千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を書き上げた女性。©NHK
公式サイト:https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/
●主な参考文献
紫式部ひとり語り 山本淳子著
道長ものがたり 「我が世の望月」とは何だったのか 山本淳子著
枕草子のたくらみ「春はあけぼの」に秘められた思い 山本淳子著
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●Image
ブログ「月桜」http://hmikann.blog110.fc2.com/
国立国会図書館「NDLイメージバンク」
尾形月耕『源氏五十四帖』
ColBase https://colbase.nich.go.jp/
「長恨歌図屏風」東京国立博物館蔵
「清少納言図」東京国立博物館蔵
●Music
‘Podcast Jazz Music’ ‘ Serene Jazz Podcast’ by Denis Pavlov Music https://pixabay.com/ja/users/denis-pavlov-music-35636692/
‘Suiboku’ ‘Starlight’ by Harumachi2 https://pixabay.com/ja/users/harumachi-13470593/
Nymano, JK the Sage – Sleepover https://chll.to/bd61bc2c
●チャンネルロゴ
Ricco. https://ricco-co.com/
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3 Comments
良くわかりました
次回解説もお願いします
定子については式部や道長側から見た彼女,清少納言や一条天皇から見た彼女は違うのではないかなと思います。
身近で彼女を見知った人々を魅了する魅力が確かに定子にはあり彼女が悲劇へと落ちていったのは確かに彼女自身の策略ではなく運命に翻弄されて又帝の彼女への深すぎる愛情がそこに拍車をかけた部分は大きかったと思います。それを誰が責められるのか,今,責められはしないと言う清少納言の気持ちでしょう。最高権力者である道長に対し表向きに直接の反発は出来ないが定子の物語を美しく描く事で道長に対する悪評を立て追い詰める意図も確かにあった事でしょうね。
式部は道長派のに作家なのでその様な状況を打破する為に直接枕草子の批判ではなく描く作品により道長側から見た定子への考えを鋭い言葉で批判する事なくさりげなく取り入れている所に物凄い才能を感じますね。
源氏物語の中で定子は確かに悲劇のヒロインでもありながら帝や都の政にとっては難しい存在だったという事なのですね。
それを読む帝にも自分の責任の一端をかんじさせる事も出来るし彼女の悲劇をただの悲劇と捉えず様読者に様々な気づきを与える事が出来る,,。本当に天才的ですね。
現代に通じる政治家同士のメディア戦の様な,しかも物凄く巧妙な,鳥肌物です。
2人の才媛のバチバチの闘いをさらにわかりやすく解説してくださり,ありがとうございます。
とても深い考察 ありがとうございました。