新型コロナウイルスの感染者が国内でも増えています。感染を防ごうと人が集まる施設では対策を急いでいて県の相談ダイヤルにも問い合わせが相次いでいます。 
 静岡駅前のホテルでは、新型コロナウイルスのニュースが出始めた約1週間前、フロントに消毒液を設置しました。
 静鉄ホテルプレジオ・静岡駅南・八木佑理加さん「お客様に安全と健康を考慮して、お持ち帰り用のマスクもを提供しています」
 感染を予防してもらうため持ち帰りマスクを置いています。英語と中国語の表記もあります。フロントの従業員にもマスクをつけるように指導しているということです。
 八木さん「現在実施している消毒液の設置や、お渡しするカードキーの消毒対応や、お持ち帰りマスクの提供に加えて、早急に対応できることがあれば、柔軟に対応していきたい」
 県疾病対策課によりますと、専用の相談ダイヤルを1月17日に設置してから1月31日午後4時までに103件の問い合わせがあったということです。中国から帰って熱があるけど大丈夫かといった相談のほか、静岡空港での対策などを確認する内容があるということです。
 静岡市は、1月31日午後、各部局との情報共有を図る連絡会議を開きました。
 田辺信宏静岡市長「今後の感染拡大の可能性を憂慮すると、担当部局による対応に加え、静岡市一丸となって対応することも考えていかなければなりません」
 会議では、宿泊施設や人が集まる施設に対する注意喚起や相談対応を行っていることが報告されました。また、2月には医療関係者との連絡会を開き、感染が疑われる人が発生した場合の対応について改めて、確認する方針です。
 浜松市は友好都市の浙江省杭州市と遼寧省瀋陽市に、あわせてマスク7400枚と防護服や防護メガネなどのセット460組を送ることを決めました。
 鈴木康友浜松市長「中国でまず拡大を抑止することが重要。友好都市との関係もありできる限りの支援をしたい」
 今週初めに、協力要請があったということです。送る準備ができ次第、発送するということです、また、浜松市は新型コロナウイルスの影響で2月、市内の宿泊施設で中国人観光客を中心に2万人以上のキャンセルが発生し、約4億円の経済損失になると予測しています。

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