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  1. 関屋記念の過去10年の3着以内馬延べ30頭中16頭は前走がGⅢで、そのうち10頭をサマーマイルシリーズ第2戦の中京記念〔3・5・2・38〕(3着内率20.8%)から臨んだ馬が占めている。3着内率はGⅠ組が32.0%と最も高く、3着以内に入った8頭の前走はいずれも芝1600メートルだった。GⅠ組は過去5年に限ると〔2・1・2・5〕(3着内率50.0%)と半数が3着以内に入っているので、今年も出走があればマークしておきたい。過去10年の3着以内馬延べ30頭中23頭には、JRAオープンクラスの芝1600メートルのレースで優勝した経験があった。2022年に単勝12番人気で2着に好走し馬連万馬券を演出したシュリをはじめ、ここ4年はこの実績がありながら6番人気以下だった馬が毎年2着に入っているので、該当馬は下位人気でも軽視禁物だろう。過去10年の枠番別成績を調べると、7枠が4勝を含む6連対、8枠も3勝を含む6連対と外枠優位の傾向が見て取れる。ちなみに、7枠または8枠で馬券に絡んだ延べ13頭は、全馬がJRAオープンクラス・芝1600メートルのレースで優勝した実績を持っていた。この実績を持つ馬に限れば、7枠と8枠合わせて〔7・5・1・13〕と半数が3着以内に入っているうえ、過去10年の全てで連対を果たしているので、該当馬は馬券の軸として信頼できそうだ。血統面では、母の父がノーザンダンサー系だった馬が過去10年で3着内率34.0%と好成績を収めている。これも、JRAオープンクラス・芝1600メートルのレースで優勝した実績がある馬に限れば、〔7・5・2・14〕と3着内率50.0%をマークし、該当馬は過去10年の全てで連対を果たしている。過去10年の優勝馬のうち、ここが年明け初戦だった2019年のミッキーグローリーを除く9頭は、同年のオープンクラスのレースで2着以内に入っていた。さらに、前走で単勝5番人気以内の支持を受けていた点も共通している。前走の着順は1着から2桁着順までさまざまなので、前走を比較する際は着順よりも単勝人気に注目した方がよさそうだ。

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