作品の舞台となりその後交流のあった静岡県島田市川根町で、西村さんの手紙が展示されています。
西村京太郎さんは十津川警部シリーズなど鉄道をトリックに使うトラベルミステリーの第一人者として知られ、多くのヒット作を生み出してきました。
西村さんは3日に肝臓がんのため亡くなりました。91歳でした。
西村さんは静岡県内各地を作品の舞台に選んでいて、島田市川根町も「十津川警部SLを追う!」などで小説の舞台となり、作品には大井川鉄道のSLや駅が登場します。
入浴施設「川根温泉ふれあいの泉」では追悼の思いを込めて、入館者300万人を達成した2005年に西村さんから届いたお祝いの手紙が展示されています。
手紙には「川根の温泉にぜひ行きたい」と西村さんの思いが記されていました。
川根町温泉・成滝隆亘さん 「入館者300万人達成した際に貴重な直筆の祝辞を頂きまして、その感謝と哀悼の意を込めて設置させて頂きました。(地元からは)こちらの温泉と交流があったのかという驚きの声と、亡くなられたことに対してとても寂しいという言葉を頂いております」
元川根町長・又平琢己さん 「この川根を盛り上げる意味で情報発信をしてもらったらどうかなと思っておりました。非常に親身になってこの地域のことを思ってくれているし、今後もそうした形の中で応援をしなければならなかったんですけども」
この手紙は「川根温泉ふれあいの泉」でしばらくの間、展示されているということです。
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