北陸電力が1999年、志賀原発で起きた重大な事故を8年間隠していたことを覚えているでしょうか。この教訓を若手社員に伝えるため、北陸電力は事故があった日を「安全と公正・誠実を誓う日」と定め、12日式典を行いました。

松田光司社長:
「この志賀原子力発電所で過去に起きた当社の苦い歴史を、皆さんで今一度振り返り、未来に向けて全員で今後の安全と公正・誠実を誓う日としたいと思います」

志賀原子力発電所で行われた「失敗の教訓を語り継ぐ」式典。原子力本部の管理職を中心におよそ50人が参加しました。
北陸電力は1999年、志賀原発1号機で臨界事故という重大な事故を起こしていたものの、国にも報告せずおよそ8年間その事実を隠していました。

松田社長:
「あれから15年以上の年月が経過しました。ややもすると我々のその時の思いが遠くなったり、またそれ以降に入社した社員も相当な数になっています。しかしあの時のことは決して組織として風化させてはいけないことなのであります」

公表当時、営業部の課長で再発防止対策委員会のメンバーとして発電所の職員へ聞き取りを行った松田社長。そこで今年から事故があった6月18日を「安全と公正・誠実を誓う日」と定めることにしました。
さらに、事務所の一角に資料エリアを設け公表当時の新聞記事などが展示されています。そして中央に設置した銅鑼には松田社長のこんな思いが込められています。

松田社長:
「隠さない意識を常に持ち続けられるよう、天に恥じない、お天道様は見ているという戒めを込め、この仰天不きを自ら揮毫させていただきました」

北陸電力は毎年、事故があった日に式典を開き教訓を語り継ぐことにしています。

石川さんLiveNewsイット https://www.ishikawa-tv.com/minnano_news/
(2023年6月12日放送)
#北陸電力 #原発 #臨界事故

6 Comments

  1. 2024.1.1能登地震での情報を隠さず出せるか⁉️ですが…
    今、この時に、刻々の対応をもっとリアルに対策した通り出さないことには何も信じることはできません‼️

  2. 臨海事故も超重大だがその後の意図的な隠蔽が駄目すぎだろ、誰か責任取ったのか?ちゃんと責任を取らない体質が大事故を繰り返してるんだが、福一原発の大事故も誰も責任を取らないからまた繰り返す、間違えなく。

  3. 臨海事故、その意味について掘り下げたニュース内容を流さないと、どういう事故を起こしたのか?これ、本当にダメなやつでしょ?

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