福島第一原発の処理水放出から2週間が経ちましたが、安心に繋がるような新たな研究結果が示されました。

福島大学の高田兵衛准教授ら研究グループが、「トリチウムは海洋生物に蓄積しない」とする研究成果を、9月6日に発表しました。

研究グループは、2003年度から2012年度にかけて、青森と岩手県の沿岸でトリチウムが与える海水や生き物の影響について調査しました。

この調査期間中の2006年から2008年にかけて、青森県の六ケ所村では、日本原燃の工場で使用済み核燃料を再処理する試運転をし、このとき福島の処理水放出で計画している10倍以上のトリチウムを含む水を海に放出していました。

この放出の前後で採取した魚介類に含まれるトリチウムを調べたところ、ヒラメなど9種類の魚はいずれも蓄積がなかったということです。

水産庁が行っているこれまでの調査でも、魚に含まれるトリチウム量は「不検出」となっていますし、このように「科学」が「安全」を後押しするのは、消費者の「安心」にも繋がるかもしれません。

高田准教授は「科学的に安全であることが分かったことで、今後もこうした結果をもとに風評被害の抑制に繋げていきたい」と話しています。

<記事はこちら>
https://www.fct.co.jp/news/area_news_2973

2 Comments

  1. マスコミは、正しい報道すべき。日本国はいわれのない風評加害・貿易妨害にはきちんと制裁すべき。