本シリーズでは、松本幸四郎が“鬼平”こと長谷川平蔵を演じ、市川染五郎が若き日の鬼平(長谷川銕三郎)を演じる。監督には山下智彦氏、脚本は大森寿美男氏、音楽は吉俣良氏といった日本を代表するクリエイターが顔をそろえ、“新たな鬼平”の幕開けを告げる。

 松本は「世界一の職人たちが集まり、素敵に輝かれている役者さんとともに作り上げている。自信を持って宣伝致します」とあいさつ。叔父の『鬼平』はリアルタイムで観ていましたし、祖父のものもビデオで拝見した」と言い、「どちらも本当に素敵な作品だった。その気持ちをもって撮影に臨んでおります。自己流だとか違うものを…という意識ではなく、その素敵さを目いっぱい感じながら、務めさせていただきました。

 叔父である二代目中村吉右衛門さん主演の『鬼平犯科帳』は、フジテレビ系列で1989年7月より放映されていたテレビ時代劇。ドラマは第9シーズンまで続き、劇場版やテレビスペシャルも展開される人気作となった。松本は「今回、叔父が使っていた煙草柄を使わせていただいた」と秘話を明かすと、こらえきれずに涙を浮かべ、「叔父と言えば長谷川平蔵。みなさまもそうでしょうし、私もそうです」と思いを伝えた。

 息子の市川も「新しい『鬼平』、新時代の時代劇が誕生したと感じました」と本作に自信をのぞかせ、「叔父様が銕三郎を演じているシーンがあるんです。本当に短いシーンですが、そこから何かつかもうと、毎回撮影に入る前には必ずその映像を観ています」とし、「銕三郎ならではの危なっかしさやギラギラしたものを意識しました」と役作りの意識を明かした。

 この日は、サプライズゲストとして松平健も登壇し、同作への出演も明かされた。

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