映画『怪物』の考察解説です。ぜひ皆さんから『怪物』の真相について感想や考察をお待ちしております。
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#怪物 #是枝裕和 #カンヌ国際映画祭
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第76回カンヌ国際映画祭 脚本賞、クィア・パルム賞受賞!

『万引き家族』の監督・是枝裕和と、『花束みたいな恋をした』の希代のストーリーテラー、脚本・坂元裕二が紡ぎだす物語を彩るのは、日本が世界に誇る坂本龍一の音楽。出演は、安藤サクラ、永山瑛太、田中裕子ら変幻自在な演技で観る者を圧倒する実力派と、二人の少年を瑞々しくかつ情感豊かに演じる新星・黒川想矢と柊木陽太の他、高畑充希、角田晃広、中村獅童といった多彩で豪華なキャストの面々。
いったい「怪物」とは何か。登場人物それぞれの「怪物」探しの果てに、私たちは何をみるのか。
トップクリエイターとキャストによる、映画『怪物』予告映像がついに解禁!

フランス時間2023年5月16日(火)から5月27日(土)より開催された第76回カンヌ国際映画祭で脚本賞、クィア・パルム賞を受賞しました。

【STORY】
大きな湖のある郊外の町。息子を愛するシングルマザー、生徒思いの学校教師、そして無邪気な子供たち。それは、よくある子供同士のケンカに見えた。しかし、彼らの食い違う主張は次第に社会やメディアを巻き込み、大事になっていく。そしてある嵐の朝、子供たちは忽然と姿を消した――。

映画『怪物』
2023年6月2日(金)全国ロードショー

■監督・編集:是枝裕和『万引き家族』
■脚本:坂元裕二『花束みたいな恋をした』
■音楽:坂本龍一『レヴェナント:蘇えりし者』
■企画・プロデュース:川村元気 山田兼司
■キャスト: 安藤サクラ 永山瑛太 黒川想矢 柊木陽太
高畑充希 角田晃広 中村獅童
田中裕子
■製作:東宝、ギャガ、フジテレビジョン、AOI Pro.、分福  
■配給:東宝 ギャガ 
©2023「怪物」製作委員会 
 
■公式サイト:gaga.ne.jp/kaibutsu-movie/
■公式twitter:@KaibutsuMovie 
■公式instagram:@kaibutsumovie

20 Comments

  1. 電車の中で、どちらかの男の子が船のハンドルを回転させているシーンが記憶にあるんですがどなたか覚えてらっしゃいませんか?
    電車なのに、なんで船なんだろう?って一瞬思いました。

  2. お孫さんが写真の中で、船長さんの帽子を被って写っています。校長先生が、ご主人との面会で船の折紙を折っていることと関係ありそうですね。

  3. 自分に理解できない存在のことを「怪物」と呼んでいるのかなと思った。純粋に理解できないだけなのか、そもそも理解する気がないのか、色々あるけど、それを群像劇という形でそれぞれの視点から見た「怪物」を描いているのかなと。母から見た教師たちと息子、教師たちから見た母と子どもたち、父から見た星川くん、初めて抱く自分自身の感情、そして視聴者から見た登場人物たち。対話を放棄して自身に理解できない存在を「怪物」という言葉で片付けてしまう人もいれば、最後まで理解しようと「怪物」に抗う人もいる。そういう人間の本質的な所を描き出しているように見えた。

  4. 湊くんが髪の毛を切ったのは、星川くんを想う気持ちに気づき始めたきっかけになっているのかなと思いました。星川くんが頭を撫でるその仕草が抜けずにいて、この感情の名前が分からなくてその感触をどうにか無くしたくて考えた結果切ったのではないかなと思います。

  5. 素晴らしい考察を聞きながら映画を振り返っています。湊の父親が女性と旅行をしていたという話が会話の中で語られました。この意味がわからなかったのですが、自分なりに考えてみました。「自分を偽らずには生きていけない」ということを言いたかったのかと。母は、真っ直ぐな人として描かれていますが、夫に死なれて傷つきながらも強がって生きていたのかも知れません。母が弱みを見せられる女性ならば夫は他の女性と出かけなかったかも知れない。湊も、母が父に言われたことを自分の育児観として強く思っているから、余計に言えなかった。けれども母は悪くない。頑張って自分の体裁や生活を守っていかないと生きづらい世の中が怪物だと思いました。

  6. やっと観てきました。
    映画はとても良かったです。
    特に考察はしませんが、ふだんあまり揺さぶられない私が、映画が終わる頃、ちょっと泣いてしまいました。うまく言えませんが私の感情は揺さぶられたということです。

  7. 依里くんは文字が正しく書けなかったり、草とか自分の興味があることについてはとても詳しく知っていたり、とそういう描写から、「豚の脳」というのはLGBTのことだけじゃなくて発達障害とかADHDみたいなことも含んでるのかなと思いました
    保利先生にもそういう側面があったので、大人の世界と子どもの世界で弱者淘汰的な縮図が両方あって対比になっているのかなーと、拙い考察ですが……現代社会にとてもよく合ったテーマですよね

  8. 素晴らしい考察

    答えは無数にあります
    それが映画です

    この考察で先入観を持つことで、

    新たな、怪物が生まれます

    怪物とはそういう映画です

  9. 様々な媒体であらすじとして語られる「嵐の朝に子供たちが姿を消した」という言葉は、予告編の描写や物語の流れから判断すれば、2人の少年が家からいなくなって秘密基地へ行ったことを指すように思われる。
     けれども、登場人物の視点に基づくと、依里の父親は朝まで外にいたのだから、「消えた」と表現されるのは湊だけである。この場合、子ども「たち」が姿を消す、というのは少し変に思われる。
     であれば、この言葉は何をさしているのだろうか。私が思うところでは、それは観客の視点から見て、2人が廃電車の中から消えたこと、もっと言えば、文字通りこの世界から消えたことを指すのではないだろうか。
     2人は死んだのではない。「ビッグクランチ」を経た後、晴れやかで2人を阻む物のない、新しい世界にたどり着いて、ありのままの姿で駆けてゆくのである。
     そうすれば、ラストシーンの湊の「そうゆうのないと思うよ。そのままだよ。」という表現にも頷けるのではないか。

  10. 二人がゲームで遊んだカード、台風で飛ばされた部屋の中に「かいぶつ」(漢字だったかな?)と書かれたカードがあって、黒い変な生き物が書いてあった。
    私はどうしても気になるのですが、誰も触れてないなあ?

  11. 私は腐女子です。しかしこの作品にそういった描写があることを全く知らずに映画館へ行きました。
    そこでの私の初見の反応は思わぬ私の好きなボーイズラブの要素を発見して2人の言動ひとつひとつに反応し、2人の関係性に胸をときめかせ 最後に涙を流すといった感じでした。
    しかし、この考察動画を拝見してから3回目の映画で、このクラスの女の子にどことなく自分の心理が似てるのでは?と思い始めました。私の解釈になってしまうのですが、この女の子はボーイズラブの
    本を読んでいるし、2人が会話している音楽室にも聞き耳を立てるなど明らかに2人の恋愛的関係に興味があるといった様子です。そして猫のシーンや先生に誤解が生まれてしまう様々なシーン、これは、微妙な解釈になってしまうのですが、この子は他にも2人について度々アクションを起こしていて、私も最初は何がしたいんだこの子は、と思っていましたが、この描写も後に考えてみれば自分に既視感がありました。簡単に言ってしまえば、ボーイズラブのコンテンツを見て騒ぐ私のようだ、と。決して悪く言うつもりはなく、2人の関係を進展させてくれて様々なシーンを観て、この子もときめいてるのかなぁ….とむしろ共感できる部分ばかりがありました。私が思うに、この子は2人の恋路を応援したい
    がために自分なりにきっかけを作るも、自分の悪気ない無垢な言動によって誤解を生ませてしまい、2人の関係をいい意味でも悪い意味でもごちゃ混ぜにさせてしまい、溝を生んでしまったある意味この子も1人の怪物なのかなぁ、と思いました。
    その理由としては
    私の見解ですが腐女子の一特徴として、男女についての恋愛に対し多少興味は向きつつも、ボーイズラブの関係となるとまだあまり同性愛についてまだまだ理解が足りない気がするこの世にこういった描写や関係を現実世界などに発見すると顔には出さずとも過剰に反応し、皆がみんなそうではないけれど一際熱烈に見守ったり、くっつけたがる人が多いです。
    同性の恋愛だって男女の恋愛と何ら変わりはないのに、悪気なく無意識になぜか特別視して過剰な反応を示して騒ぎ立ててしまうこのちょっとした違和感とか
    異常感を自覚させられた気がしました。、
    そういう恋愛を私は安全圏でコンテンツとして盛り上げるだけ盛り上げて楽しんで、後に関しては責任が全く無く、2人を思いがけずに振り回してしまう、そんな感想を抱きました。

  12. シングルマザーになりたいって湊が言ってた意味が分かった時ビビった

  13. タイでも上映されてたので、最終日行ってきました
    タイでは観る人がかなり少なかったようですが
    ここまで深い内容だと
    外国人の文化背景からすると
    確かに解りづらかったかも…

    私自身も観終わって直ぐは
    あれ?って感じでしたが
    ここの考察で理解を深めることができてありがたかったです(*´ω`*)

  14. チャッカマンは放火(誰かを傷つける行為)に見えて、実は虐待(傷つけられる行為)の象徴で、だから湊が持ち帰ったのかなと思った