春高バレー宮城県大会の開幕が2日後に迫りましたね。来年1月の全国大会に向けて、男女合わせて32校が頂点を争う戦いが始まります。きょう(10月24日)は男子の注目校、東北高校と仙台商業を紹介します。

次世代のニューヒーローが集う春高バレー。10月、パリオリンピックの切符をつかんだ男子日本代表メンバー、東北高校出身、小野寺大志も春高を機に飛躍を遂げました。今年は一体どんなドラマが待っているのでしょうか。

男子第1シードは小野寺の母校、東北。連覇を狙うチームの中心はエースでキャプテンの坂本アンディ世凪。

坂本アンディ世凪 選手
「高い打点からスパイクを打ちおろさずに長いコースを打つというのを意識してやっていて、そのなかで守備でもチームの柱になっていかないといけないので」

身長193センチ、最高到達点は同世代トップクラスの3メートル25センチ!守備での貢献度も高く、全日本高校選抜にも選ばれた逸材です。

吉田康宏 監督
「自分と向き合ってひたむきに努力するタイプの子なので、向上心は人より長けている」

今年、自らキャプテンに立候補した坂本。そのきっかけとなった試合があります。2年生で出場した前回の春高全国大会。3回戦で準優勝した熊本・鎮西をフルセットに追い込むもあと一歩及びませんでした。

坂本アンディ世凪 選手
「自分の気持ちもそうなんですけどチーム全体としてももう1度ここに戻ってきて今度は決勝まで行きたいという思いが強くあって、負けから1点の重さを感じながらやっています」

吉田康宏 監督
「去年の春高の舞台が今年のチームの原動力。ああいう悔しい思いをしたくないよねというところから始まった今シーズンなので」

エース・坂本を中心に「1点の重み」にこだわってきた東北。あの日味わった悔しさを晴らすべく、全国の舞台を目指します。

坂本アンディ世凪 選手
「県の目標は優勝なので、失セットゼロを目指して、その中で個人個人が自分たちのバレーを出来るように、東北の色に会場を染めていけたらなと思います」

そして第2シードは2年ぶりの全国を狙う仙台商業!去年は東北に阻まれ、涙をのんだものの、今年のメンバーは決勝を経験した選手が多く残ります。その一人、キャプテン千葉颯大。千葉は1年生で春高全国大会のメンバー入り。憧れのコートに立った経験を生かし、今度はキャプテンとしてチームをけん引します。

千葉颯大 選手
「1年生の頃に春高を経験させてもらってすごくいい経験だったので、それを今いる下級生にも、春高全国に連れてって経験させたい、勝たせてあげたいという気持ちがあります」

千葉伸次 監督
「5人の決勝を経験した子供たちがいますし、そこに1年生の新戦力が入ってくれましたので、層ははだいぶ厚くなったと思います」

その注目は…。

千葉伸次 監督
「私が教えた中で一番レベルの高いサーブを打つ選手です」

「仙商史上最高のサーブ」と絶賛される1年生、高橋伶!強烈なジャンプサーブを武器とするレフティーは、中学時代に全国を経験。1年生ながらチームのポイントゲッターとなっています。

高橋伶 選手
「左利きという特徴があるので、左利きのボールの回転とかを生かして、相手をサーブで崩したりとかしていけるのが、自分の武器だと思ってます」

経験抱負な3年生と、スーパールーキーで挑む春高全国への道。高みを目指す戦いが始まります。

高橋伶 選手
「春高全国に出て最高成績のベスト8という壁を超えたいなって思っています」

千葉颯大 選手
「3年生最後の大会なのでしっかり勝ち切って、後輩にも良い思いをさせて終わりたい。最後は勝ち切りたい」

7 Comments

  1. アンディ選手もっと最高到達あるでしょ

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