知床沖の観光船沈没事故から23日で1年4カ月です。遺族が運航会社の桂田社長に対し1億円以上の損害賠償を求めていることがわかりました。
いまも、6人の乗客が助けを待っています。
一管本部 武山晃浩・救難企画指導官
「ご家族のみなさんに何か一つでも多くの手がかりをお渡しできるよう発見に努めてまいりたい」。
海保と道警は23日から2日間、知床岬の東側を中心に集中捜索を行っています。初日の23日は、新たな手がかりは見つかりませんでした。
乗客乗員20人が死亡、6人が行方不明となった知床沖での観光船沈没事故。
桂田精一社長)
「申し訳ありませんでした」。
運航会社「知床遊覧船」の桂田精一社長は事故直後の会見以降、公の場に姿を見せていません。
その桂田社長を相手取り、乗員の遺族が損害賠償を求める裁判を東京地裁に起こしました。
甲板員の曽山聖さん当時27歳。去年4月、知床遊覧船に入社しあの日が初めての乗船でした。曽山さんの両親は桂田社長の判断の誤りが原因だったなどと、およそ1億2000万円の損害賠償を求めています。
桂田精一社長)「基本的に船の、どの会社も最終的には船長判断です」
発生当時から出航について「船長の判断」を強調していた桂田社長。この「判断」について遺族側はこう訴えます。
訴状より抜粋)
「運航管理者が桂田社長である。船長は従わざるを得なかった」。
これに対し桂田社長側は裁判所に提出した答弁書の中で出航を強要したとの事実は存在しないと主張します。そもそも、運航管理者に就くには「3年以上の実務経験」が必要とされていました。ただ、桂田社長の知人は取材に対しこう答えていました。
桂田社長をよく知る人)
「畑違いだもん。畑違い。漁師の経験もない。なんも知らないで、ただ儲かるからやるかと言ってやったんだから」。
訴えでは遺族側もこの点について厳しく指摘します。
訴状より抜粋)
「海の経験のない自己の資格を偽り過失どころか故意が認められる」。
一方で桂田社長側は乗船経験には触れないものの「情報収集や船長とのミーティングなど4年10カ月の経験を有していた。道運輸局は経歴を認識した上で運航管理者への就任を了解した」と主張しています。
桂田社長側は原告側の請求の棄却を求めています。
初めての乗船で未来を奪われた曽山さん。
訴状より抜粋)
「安全軽視の態度が著しい雇用者の下で勤務し、命を奪われた亡聖の無念は察するに余りある」
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