イギリスの与党・保守党党首選に立候補しているボリス・ジョンソン前外相はBBCの独占インタビューで、テリーザ・メイ首相がEUと取りまとめた離脱協定は「死んでいる」と話した。

その上で、イギリスと欧州の政治状況は当時とは変わったことから、離脱の期限である10月末までにEUと協定を再交渉できると指摘。

「3月29日と比べて政局は大きく変わったと思う」、「イギリスも欧州も、(離脱に向けて)何が必要かという理解が変わったのではないか」と話した。

また、離脱協定で焦点となっていたアイルランドと英・北アイルランドの国境問題についても、EUを説き伏せて解決策を見い出せるとしている。

一方、週末から話題となっていた恋人の自宅で相手と激しく口論したため隣人が警察を呼んだ出来事については、議論に「愛する人」を巻き込むのは「単純に不公平だ」と述べた。

BBCニュースサイトの記事はこちら。
https://www.bbc.com/japanese/video-48753870

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21 Comments

  1. なかなかいい感じの考え方を持っているようですね。
    やはり、日本のテレビはダメですね。
    グローバリストに操られ過ぎですね。

  2. もし仮に合意なき離脱になった時にアイルランド国境問題はとても重要になってくる。
    EUの関税同盟に参加しいているアイルランドから離脱したイギリス陸続きの北アイルランドに大量の無関税の商品が流入する可能性がある。言わば法の抜け穴だ。イギリスにとっては嬉しいが、EUにとっては最悪だ。
    BBCの記者が怒っているのは次期首相と目されるボリス・ジョンソンが誰も国境管理を必要としないと軽々しく発言したことにあると思う。必要としていないのはイギリス人と歴史的に北アイルランドとアイルランドで分断されたアイルランド人くらい。そのあと慌ただしく技術的解決策があると言ってるが、彼には何のプランもないのだろう。自分の国のことしか考えてない。トランプと一緒。もしかしたらEUに歩み寄ろうとしていたメイ首相よりひどいかもしれない。合意なき離脱のは双方望まないがどちらも歩み寄る気が無いので本当に10月末までに解決できるかは甚だ疑問である。

  3. イギリスを混乱させた張本人。離脱を威勢良く叫んでキャメロン首相を引きずり下ろしたにも関わらず、自分は首相にはならず責任もとらなかった。正直信頼出来ない。

  4. 合意あり、または合意なきEUからの離脱どちらでもいいけど北アイルランドとアイルランドの国境問題だけは解決した方がいい。後に良くない問題として残る気がする。

  5. よくトランプと同列にボリスは語られるが僕はそうは思わない。
    トランプには知性がないがボリスには知性がある。
    イギリスは知性が重んじられる国だ。
    ここでいう知性とは正確であるとかよく知っているというよりは全てを皮肉る姿勢持っていることを指している。
    例を挙げるなら「あいつは全くもってこんな皮肉にまみれているな、見ているとリンゴを食べたとき断面をつい見てしまったことを考えてしまう、まぁ俺も似たようなものかな?hehehe」という姿勢だ。
    こうした姿勢は実は重要だがトランプは持ち合わせていない。
    だからトランプは間違えたとき何か上手い代わりの手を用意できないだろうがボリスはこうした姿勢を失ってないため(少なくとも僕はそう思う)選択を失敗しても上手い手を見つけてくれるだろう。
    これがフランスにもドイツにもないイギリス最大の強みである。
    こうしたイギリスの姿勢が好きだし信じているから僕はイギリスのどんな選択も期待している。

  6. 私のように動画だけではよく分からない人のために、インタビューを文字に起こしてみた。(句読点は私が勝手に付しました。)

    B:ボリス・ジョンソン英保守党党首選候補
    L:ローラ・クンスバーグBBC政治編集長

    L 首相になった場合、ハロウィーン(10月末)までにEUを離脱するために就任1日目には何をしたいですか?
    B まず計画を立てます。EUの友好国やパートナーにイギリスは真剣に離脱を考えていると伝えます。特に大事なのは、もう死んでしまっている離脱協定の国境条項。ここから一部を抜き出して利用し、解決へ導くことです。重要なのは、アイルランドと北アイルランドの国境問題など全ての問題を10月31日以降の履行期間に解決する、そういう合意を得ることです。
    L しかし、履行期間と言うのは現在の協定の一部で、あなたはそれには賛成せず「死んでいる」と言いました。両立しないのでは?
    B その通りです。しかし、何らかの合意は必要です。私はそれを目指していますし、そこにはあなたが言うように履行期間が含まれます。
    L あらゆるEU幹部が、北アイルランドへの保証とバックストップのない協定はありえないと明言しています。これを否定する証拠は何ですか?
    B 誰の北アイルランドでの国境管理を求めていません。必要だとも思っていません。
    L でも首相になりたければ、国民にその方法を説明する必要があります。願っているだけではいけません。
    B 技術的解決策がたくさんあります。実際に国境管理を行わないための施策です。
    L 運を天に任せている感じもしますが、合意に至らなかった場合には、ハロウィーンまでにイギリスを合意なしでEUから離脱させる。それは明言、保証しますか?
    B もちろんです。私の公約は10月31日にEUを離脱するということです。でも、合意なしブレグジットを望んでいるわけではありません。ただの一瞬たりともそうなると思ったことはありません。しかし、欲しい結果を得るには、世界貿易機関(WTO)型の離脱に準備する必要があります。
    L 首相として合意なし離脱の結果に立ち向かいたいと思っていますか?
    B 現実のイギリス政府は、絶対に北アイルランドに国境管理や検問所を置くことはありません。それがひとつめ。ふたつめは、現実のイギリス政府は、輸入品に関税をかけたいとは思っていません。
    L でも、それはイギリスだけの話ではありません。
    B もちろんです。今からそれを話します。私たちだけの問題ではありません。相手のある問題です。
    L 交際相手との出来事について話していただけますか?
    B 何でもお話ししたいと思いますが、何年も前から家族や愛する人については話さないと決めています。ちゃんとした理由があります。私が話せば彼らを巻き込んでしまう。それはとても不公平だと思います。
    L 国民の信頼を得るよりプライバシーを優先するのですか?信頼とはオープンになること、説明責任や透明性でもあります。
    B 分かります。とてもよく分かります。しかし、私が言いたいのは、家族や愛する人について話し始めると彼らを議論に巻き込んでしまう。それは彼らにとって単に不公平です。

    ブレグジット用語解説:バックストップとは? – YouTube
    https://www.youtube.com/watch?v=apnWIONt5mM

    ちなみに次の記事を読むともう少し理解が進むかも・・・
    ジョンソン前英外相、「合意なしブレグジットにもEUの協力必要」 BBC独占インタビュー – BBCニュース
    https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-48753862
    ※掲載動画はこの動画と同じものみたい

  7. こういう政府要人との一対一での生インタビューにおいて日本ではインタビュアーが相手要人の発言の矛盾や曖昧な点についてあまり追及しない(何故なら、関係悪化したり、次からインタビュー依頼に応じて貰えなくなるため)ので、歯痒く感じることが多い。インタビューで相手発言の矛盾を問い質すには、インタビュアーの記者に頭の良さと知識力が必要になりますね。

  8. 反捕鯨のやつか、こいつが首相になったらそっちで一悶着ありそうだな

  9. ボリスジョンソンさんに頑張って欲しい
    対立候補の奥さんが中国人だなんて日本にとって不安すぎる

  10. ローラには彼がテレビ討論をキャンセルした理由を一番に訊いて欲しかった。残念。ボリスは威勢はいいがYes/Noをはっきり言わない。一筋縄で行かない男だw
    香港デモに関するボリスとハントのインタビューを聞き比べてみたが、人柄や誠実さはハントの方が信頼出来ると思った。

  11. インタビュアーは厳しい質問するなぁ
    日本を基準にみるからだが、海外だと
    こんなもんなのか

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