松田瑞生が今大会のテーマに掲げたのは「挑戦」の2文字だった。日本記録2時間19分12秒の更新に狙いを定めたのは、それが「世界と戦えるライン」と考えたから。強い思いとは裏腹に、15キロ辺りで体が動かなくなるのを感じた。
ハイペースで進む先頭集団から、ずるずると後退。ライバルの一山も早々に脱落する中、風の影響も受けながら孤独な闘いが長く続いた。「走れば走るほど世界の壁は高いと痛感する」。日本勢トップの6位には入ったものの、目標タイムには遠く及ばず、涙をこらえ切れなかった。【時事通信映像センター】

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