愛知県瀬戸市出身・将棋の藤井聡太五冠が王将のタイトル防衛戦に挑んでいます。今回、藤井五冠に挑戦するのは将棋界の「レジェンド」羽生善治九段です。スーパースター同士が初めてタイトル戦の大舞台で対決です。

 王将戦七番勝負の第1局。

 8日、藤井五冠の先手で始まった第1局は、1日目をほぼ互角で終え、2日目は、羽生九段の封じ手から再開しました。

 藤井五冠は、2021年の棋聖戦以降、11回のタイトル戦に出場し、一度も負けたことがありません。

 挑むのは、将棋界のレジェンド羽生善治九段です。

「(藤井五冠は)ずっと安定して結果を残している。最近はさらに強さが増している印象」(羽生善治九段・7日の会見)

将棋界のレジェンド羽生善治九段

 羽生九段はトレードマークの“寝ぐせ”が話題になる一方、確かな実力で将棋界を席巻。

 25歳の時には、7大タイトルを独占し、史上初の七冠に。

 通算勝利数は、1520を数え、プロ棋士初の国民栄誉賞も受賞しています。

 そんなレジェンドが、今回の王将戦を制すれば、タイトル獲得数は前人未踏の100期になります。

「将棋の世界は、比較的年齢差があっても対戦することはあると思うけど特にタイトル戦という舞台で実現するのは難しいところはあると思っていた」(羽生善治九段・7日の会見)

藤井五冠から見た羽生九段

 一方20歳の藤井五冠は、瀬戸市の成人式にはこの王将戦の対局のため出席できませんでした。対局前の会見では。

「20代ということで、これからの時間が非常に大事なものになってくると思うので、それをしっかり有効に生かしていきたいなと思っています」(藤井五冠・7日の会見)

 今回の相手羽生九段については。

「将棋界のスーパースターの方なので、王将戦7番勝負の舞台で対戦できるのはとても楽しみにしている」(藤井五冠・7日の会見)

商店街の名物「シャッター将棋盤」がリニューアル

 藤井五冠の地元瀬戸市の「せと銀座通り商店街」では今までとは少し違った様子が見られます。

 藤井五冠の注目対局のときに登場するのが商店街の名物「シャッター将棋盤」です。実は今回リニューアルされたんです。

「物件が売れて新しい店がオープンするので工事がはじまるので移動しなきゃいけないことになった。自分の店のシャッターを半分閉めました」(飯島加奈さん)

 シャッター将棋盤を製作する飯島加奈さん。商店街で藤井五冠の応援を続けて6年目になりました。しかし、今回は複雑な思いで応援しています。

「羽生先生も、子どものころ私が将棋を知るきっかけが羽生先生のブームだったので、羽生先生も応援したいので複雑な気持ち」(飯島加奈さん)

 長い間将棋ファンという男性は、2人の対局について熱く語ります。

「いつか、羽生とタイトル戦で戦うことになったらドリームマッチだよね、と言っていた。羽生先生でも藤井五冠に4勝するのは相当ハードル高いかな。でも1局でも多く見てみたい。ストレートで終わらず、1局でも多く羽生先生との対局を見ていたいのが本音」(将棋ファン)

初戦の「勝負めし」

 今回の対局がはじまった8日、瀬戸市では成人式が行われていました。

「成人式のときも自分のやるべきことに集中しているのがすごい。まだかわいい子どもだった。かわいいと見守っていたのが、尊敬する勉強させてもらう方になった」(飯島加奈さん)

 第一局の戦いの舞台は静岡県掛川市。9日の勝負めしは藤井五冠が「掛川牛シチュー」とオムライスを。

 一方、羽生九段は浜名湖産のうなぎを使用した「うな重」を注文しました。

 対局は現在、中盤の攻防が続いています。大事な初戦を制するのはどちらか。勝負は夜までには判明する見通しです。

(1月9日15:40~放送メ~テレ『アップ!』より

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7 Comments

  1. 「将棋界の東海帝王」藤井聡太五冠。

    「東海地区にタイトルを持ち帰る為に日々精進します!」と新四段祝賀会で決意を述べた藤井聡太。
    今やタイトル五冠を保持して、しかも防衛戦も闘い無傷の11連勝。

    競馬界のトーカイテイオウと並び称される英雄ですね!?

  2. 将棋に、何を食べたかなんて関連性ある?ほんましょーもない事まで話題にするの好きやな
    日本のマスコミやな。

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