プロボクシング元世界3階級制覇王者・亀田興毅氏が11日、都内の会場で『3150FIGHT vol.4』(2023年1月6日 エディオンアリーナ大阪 第1競技場)で行われるIBF世界ミニマム級タイトルマッチでダニエル バラダレス(王者/初防衛戦)に挑戦する重岡銀次朗(5位/初世界挑戦)が16日、東京・五反田のワタナベボクシングジムで公開スパーリングを行った。

 これまでプロで8戦8勝、6KOという経歴だけでなく、アマチュアでも無敗。亀田氏は「100戦近く無敗。生涯無敗って初めてなんじゃないか。えげつない記録。漫画の世界。いよいよ怪物を世に放つ瞬間。もっと広く、多くの方に知ってもらいたい」とメッセージを送った。亀田氏からの言葉を受けた重岡は「自分からしたら過去のこと。これから先は、これまで戦ったことのないような選手しかいない。負ける可能性がないとは言えない。過去のことは過去のこと。自分は未来のことを考えて。1敗もしないように努力し続けようと思います」と誓った。

 初の世界戦を前にした心境を問われると重岡は「世界戦で、ずっとここを目指して10年以上、頑張ってきた。いつも以上に集中して練習に取り組んでいる。相手は強いんだろうと思いますけど、負けるような相手だと思っていない。しっかり倒して勝つことだけを意識して」と意気込む。そして「勝ち続けて、日本の防衛回数の13回という記録を塗り替えることが小さいころからの夢」と目標を語りながらも「目の前の1戦1戦を集中して勝つことが大事なのかなと思います」と口にした。

 公開スパーリングは圧巻の仕上がりを披露。「自分がやりたいボクシングを。まだ完成するには時間が掛かる。避けながら当てる。言ったら悔しいんですけど完成形はモンスター・井上尚弥さん。完璧じゃないですか。強いし、ディフェンスもできる。当てて避けてのボクシングをしたいので、その途中です」と進化の過程であることを語っていた。

■『3150FIGHT vol.4』対戦カード
【WBO世界ミニマム級タイトルマッチ】
谷口将隆(王者/2度目防衛戦・ワタナベ)VSメルビン・ジェルサェム(1位/2度目世界挑戦・フィリピン)
【IBF世界ミニマム級タイトルマッチ】
ダニエル バラダレス(王者/初防衛戦・メキシコ)VS重岡銀太朗(5位/初世界挑戦・ワタナベ)
【スーパーフライ級4回戦】
森本竜馬(KWORLD3)VS芝野浩記(スパイダー根本)
【ウェルター級4回戦】
福重浩輝(KWORLD3)VS藪吹リョー(折尾)
【フェザー級8回戦】
中川麦茶(一力)VS山下賢哉(JB SPORTS)

#亀田興毅 #重岡銀次朗 #3150FIGHT #ボクシング

5 Comments

  1. 左ボディはダブルで上に返して、右フックはロングで打つようにすると、意識の外からのパンチで良く効いたのに…

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