家計の負担が一段と増すことになります。東北電力は、家庭向けの電気料金について、来年4月からの値上げを国に申請しました。値上げ幅は平均32.94パーセントで、一般家庭の月額料金では2700円ほど増加する見通しです。

東北電力 樋口康二郎 社長
「このままでは安定的な燃料調達や電力設備の更新、修繕などへの投資を行うことができず、大変苦渋の決断だったが、本日、小売り規制料金について最大限の経営効率化の実施を前提に値上げを申請した」

東北電力が経済産業省に申請したのは、来年4月からの家庭向け電気料金の値上げで、値上げ幅は平均32.94パーセントです。これにより、使用量が平均的な家庭の月額料金は「2717円」増加し、1万1282円となる見込みです。
値上げの理由について、東北電力はロシアによるウクライナへの侵攻を受け、燃料価格などが高騰し、安定的な燃料の調達や設備の更新などに影響を及ぼす恐れがあることなどを挙げています。東北電力が値上げを申請するのは東日本大震災で経営が悪化した2013年以来で、今後、値上げ幅が妥当かどうか、経済産業省で審査が行われる予定です。

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