4都府県に対する3度目の緊急事態宣言発令の初日となった25日、兵庫・宝塚大劇場の花組公演「アウグストゥス―尊厳ある者―」「Cool Beast!」と、宝塚・ホールの宙組公演「夢千鳥」は、払い戻しなどの混乱を避けるため、例外的に上演が実施された。
午後2時過ぎ、両公演がほぼ同じ頃に終演すると、帰路に就く観客で劇場前はごった返した。チケットは払い戻しにも応じているが、ファンによると、両公演とも満席だったという。
宝塚は26日から5月11日までの宣言期間中は上演を中止するが、宝塚大劇場では花組の5月10日の千秋楽を無観客で上演することを決定。休業する映画館以外でのライブビューイングと、インターネットによる生配信を実施する。
花組公演はトップ娘役・華優希(はな・ゆうき)と2番手スター・瀬戸かずやのサヨナラ退団で、千秋楽は本拠地退団セレモニーとサヨナラショーが行われる。この日、大劇場を訪れた女性ファンは「華さん、瀬戸さんには心置きなく退団していただきたかった。こういう状況であきらめていましたが、うれしい。家で配信を見たいです」と喜んだ。
また、全公演中止になった大阪・梅田芸術劇場メインホールの宙組「ホテル スヴィッツラハウス」も5月5日に無観客上演を実施し、ライブ配信を行う。

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