サポーター:「もちろんきょう優勝と、昇格決めてもらえれば、最高です。全力で応援します」
家族:「いわきFC!(手拍子)」

運命の一戦は、観客席のチケットが完売。福島県広野町のJヴィレッジスタジアムは過去最多となる約4400人のサポーターで埋め尽くされた。

田中龍志郎さん:「全身タイツをネットで買って、昨日の夜6時間かけて製作しました」
いわきFCに所属し、2022年3月に引退した田中龍志郎さん。
自作のユニフォームを着て、かつてのチームメイトに声援を送った。

元いわきFC・田中龍志郎さん:「大事な1戦なので、僕らが盛り上げないと選手もやっぱ気持ち上がらないと思うので気合い入れてきました」

試合は4位の鹿児島を相手に序盤からいわきペースに。
前半15分、嵯峨のクロスを相手がクリアミス。
こぼれたところに有田!

いわきFC・有田稜選手:「触っただけなんですけど、来るなって思ったので、体の向きを変えて詰めてました」

得点ランキング単独トップに躍り出る16点目で先制する。
その後もリーグ屈指の攻撃力で鹿児島ゴールを脅かす。

「90分間止まらない走り続けるサッカー」を掲げるいわきFC。
追加点を狙い、後半14分に谷村を投入、その3分後だった。
江川のクロスに山口が頭で合わせ、昇格を大きく手繰り寄せる追加点!

いわきFC・山口大輝選手:「点決めた瞬間、歓声がワーってなって自分自身震えて、必然的に観客席のサポーターの皆さまと喜びを分かち合いに行っていました」

後半22分には、嵯峨がダメ押しの3点目。
3年ぶりに声出し応援が解禁され、サポーターが最後まで選手の背中を押し続けた。
そしてその瞬間が…。
いわきFC 3-0 鹿児島ユナイテッドFC

2位藤枝と3位松本が敗れたためJ2昇格とJ3優勝が決まった。

いわきFC・山下優人選手:「東北社会人1部のことだったり、地決のことだったりっていうのがすごくフラッシュバックして、こうやってひとつづつ段階を登って来たんだなっていうことが頭に上ってきました」

サポーター親子連れ:「後半から特にいわきが走り勝って、もうワクワクが止まらなかったです」
女性サポーター:「最高です。みんなが頑張って、ずっと走ってたし最高ですね」

元いわきFC・田中龍志郎さん:「僕がいたときよりも何倍も進化して成長してたので。これからもう一回、大倉社長にアピールして、入団させてくれないか言おうと思います」

J3参入初年度で旋風を巻き起こしたいわきFC。
福島初のJ2チーム誕生に県内が沸いている。

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