リオ・東京五輪と2大会連続で金メダルを獲得した石川県津幡町出身の金城梨紗子選手が、結婚・出産を経て16日、実戦に復帰し、貫禄の優勝を果たしました。

姉妹で金メダルの夢を叶えた東京五輪から、約1年2カ月。
元レスリング選手の金城希龍さんとの結婚、第一子となる女の子の出産を経て、実戦に復帰した金城梨紗子選手。

16日に静岡県で開催された全日本女子オープン、レスリング選手権大会59キロ級に出場し、高校生や大学生と対戦しました。
2回戦、準決勝と1ポイントも奪われることなく、決勝戦に勝ち進んだ梨紗子選手。
決勝戦の相手は、母校・至学館大学の後輩にあたる中西美結選手です。
第1ピリオドは梨紗子選手がタックルから相手の体を持ち上げ、バックを取るなど3対0とリードします。
第2ピリオドも攻めの姿勢を崩さず、ポイントを重ねます。
終始、中西選手を圧倒した梨紗子選手が、9対0で勝利し、オリンピック、2大会連続金メダルの貫禄を見せました。

新しい家族の支えを力にして、梨紗子選手は、2年後のパリオリンピックに向けて確かな一歩を踏み出しました。

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