福島県伊達市の聖光学院高校。
会見場が設けられ、監督や選手学校関係者などが集まっている。
緊張感に包まれるなか、指名の瞬間を待つのが夏の甲子園ベスト4メンバーの一人、キャッチャーの山浅龍之介選手だ。
山浅選手は午後5時頃に会場入りし、両親とともにドラフト会議の様子を見守っている。
プロ野球選手は、小学生の時からの夢であり目標だったと話していた山浅選手。
会場入りしてからは何か落ち着かない様子で、緊張感が伝わってきた。
会場には、3年間共に汗を流した3年生部員30人も駆け付けていて、吉報が届く瞬間を待っている。
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2年生から正捕手として起用された山浅選手は、聖光学院の粘り強い守備を支えてきたチームの大黒柱だ。
聖光学院・斎藤智也監督:「ピッチャーの良さを引き出すのに、常に1球1球会話をしながら、ブルペンでボールを受けるというのを見ていて、あ、この子は伸びるなっていうのは最初からありましたもんね」
投手のその日の調子を見極めながら巧みな配球で、チームのピンチを救ってきた。
さらに、山浅選手を語るうえで外せないのが盗塁を阻止する力。
聖光学院・山浅龍之介選手:「キャッチャーとしてのインサイドワークであったり、スローイングの面を評価して、色んな球団さんからお話を頂いていると思うので」
遠投110メートルの強肩で、捕球から2塁までの送球の速さは1.8秒台とプロと遜色がない。
また、5番打者として中軸を担い、パンチ力のある打撃で甲子園でも活躍。
プロ野球という次のステージに向けて、確実性とパワーアップを課題に掲げレベルアップを図っている。
聖光学院・山浅龍之介選手:「守備もまだまだなところはあるんですけど、1番はバッティングが(課題で)今の時代は、打てないキャッチャーは試合で使ってもらえないと思うので、今自分の課題であるバッティングを今、一番見直している所」
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山浅選手とバッテリーを組み最も近い立場で接してきたのが、聖光学院のエースとして活躍した佐山未來選手。
Qピッチャーの立場から感じていた山浅選手の「存在感」や「すごさ」というのはどんな部分か?
佐山未來選手:「冬から11キロ増えた。計画性と実行力がすごい」
Qベスト4入りした夏の甲子園を含めて山浅選手との間で特に心に残っていることは?
佐山未來選手:「仙台育英戦でマウンド降りた時、3年間ありがとうと言われたことが印象に残っている」
Qドラフトが進んでいるが、佐山選手はどんな気持ちで見守っているか?
佐山未來選手:「自分が指名を待つような気持ちで見ている」
聖光学院からは、これまで甲子園を沸かせた歳内宏明選手をはじめこれまで7人の選手がプロ入りしている。
現役の高校生としては、現在読売ジャイアンツに所属する八百板卓丸選手が2014年に育成での指名を受けている。
山浅選手が指名されれば、八百板選手以来8年ぶりとなる。
ここ聖光学院から新たなプロ野球選手が誕生することへの期待が高まっていて、歓喜の瞬間が待たれる。
9 Comments
おめでとう!
おめでとうございます🎊
焦らず、じっくりと腰を据えて
これからの活躍期待してます☺️
で、何処に決まったの?
中日は実際正捕手不在のチームなので数年後出てきてもらえると嬉しいです
名前に龍がついてて良き良き。
滑舌がアナウンサーじゃない笑
緊張感があるのは、キャスターの人でした笑笑
中日指名おめでとうございます。
焦らずやればいい。インタビューを聞くとプロ向きな性格といった感じです。2年後に頭角を現してほしいです。名古屋はいいところですよ!