ベートーヴェン作曲、交響曲第九(通称:第九)を緊急事態宣言下での3つの密を避けるため、全パートをひとりで歌唱、録音、重ね合わせた作品。合唱パートは、合唱たる厚みを出すため各パート4回ずつ録音し、そのデータ数は190個に及んだ。リモートで行う合奏・合唱ではなく、全てをひとりで行うことで、人ひとりの持つ想いの強さを「無謀な挑戦を成し遂げる」ことで表そうとしたもの。

芹澤佳通(とあるテノール)
ボローニャ国立音楽院卒業。
第38回イタリア声楽コンコルソにてミラノ大賞及び松下電器賞を受賞。
2015年ロームシアター京都竣工式にて、小澤征爾指揮によるベートーヴェン「交響曲第九番」テノールソリストを務め、2018年には《第九アジア初演100周年記念「第37回なるとの第九」》に於いてもテノールソリストを務めるなど、第九ソリストとしての評価も高い。
2018年東京二期会オペラ劇場プッチーニ作曲「三部作」(指揮:ベルトラン・ド・ビリー 演出:ダミアーノ・ミキエレット)において《外套》ルイージ役にて新国立劇場デビュー。また2020年グランドオペラ共同制作プッチーニ作曲「トゥーランドット」にて、カラフ役での出演が決まっている。東京二期会会員

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