小田急1000形1058編成が定期運行を終えました。
 小田急電鉄は、今日28日、1000形未更新車、そして赤い1000形最後の編成である1058編成の定期運行を終了しました。
 小田急1000形は、1988年にデビューした通勤車両です。1993年までに、4両編成25本・6両編成8本・8両編成1本・10両編成4本の計196両が導入されました。
 製造から約25年が経過した2014年度からは、安全性や省エネ性能、客室の快適性向上につながる大型リニューアル工事が開始しました。
 2021年度までに98両が更新車となりましたが、一部編成はリニューアルされず未更新車として残っていました。未更新車は廃車が進められ、今月上旬に最後の6両編成であった1251編成が廃車となり、4両編成である1058編成が残るのみとなっていました。
 そして、1000形未更新車最後の編成であった1058編成が今日28日の114運用をもって定期運行から離脱しました。
 今回引退した1058編成は、赤い1000形「レーティッシュカラー編成」でもありました。
 赤い1000形は、箱根を観光する利用者の旅のわくわくとする気分を盛り上げるため、箱根登山電車と同じカラーリングを施し、2009年3月に運行が開始した車両です。主に箱根登山電車(小田原〜箱根湯本間)で活躍していました。
 かつては、4編成が在籍していましたが、廃車が進み、今年6月に1061編成が引退し、その後は最後に残った1058編成が活躍していました。
 1058編成は、今月3日には1251編成と併結しての団体臨時列車、今月23日〜25日には団体臨時列車として4両編成単独で初めて新宿駅に入線しました。
 そして、団体臨時列車運行終了後、3日間定期運用に復帰しましたが、今日28日が定期運行最終日となりました。
 1000形1058編成の運用離脱により、小田急電鉄から電磁直通ブレーキ・ツーハンドルが消滅しました。
 小田急電鉄によると、来月1日・2日には、海老名電車基地内で、第2回「特別運転士 養成プログラム」を開催する予定だということです。

◆【最後の10両編成での運転】小田急「1000形未更新車」さよならイベントとして臨時運転(2022年9月2日ニュース)

◆【1000形未更新車から6両編成が消滅】小田急1000形1251編成が引退(2022年9月6日ニュース)

◆【赤い1000形も新宿駅入線】小田急「VSE&赤い1000形」が団体臨時運転(2022年9月25日ニュース)

9 Comments

  1. すべての運転を消滅しましたね、僕は学校やお出掛け、仕事までよく通勤電車として利用しました。
    本当に長い間1000形未更新車、お疲れ様でした。今後は1000形リニューアル車98両のみになりますね。
    また1058Fは、第2回「鉄道運転士 養成プログラム」をやってそして廃車になるかな。

  2. 自分は小田急の桜ヶ丘駅の近くだから毎回小田急を使ってたんだけどいつしか小田急1000型をここんとこ最近見なくなったなーて思ってたんだけどまさか引退するなんて聞いてもいなかったから少し悲しいし小田急1000型にはほんとお世話になったから
    本当にありがたい

  3. 3年前ぐらいはあんなに残っていたのに…
    今までお疲れ様でした
    ただ三菱の音は新京成で聴くことができますね!

  4. ついに小田急“箱根登山”線も小田急カラー一色になってしまうのでしょうか。