兵庫県庁では防災服をまとった井戸知事ら県の幹部が午前5時46分に黙とうを捧げました。
続いて、井戸知事は県庁内にある「自由の鐘」を鳴らし、犠牲者の冥福を祈るとともに防災へのを誓いを新たにしていました。
震災で住む家を失った被災者らおよそ900世帯が暮らす神戸市垂水区の復興住宅ベルデ名谷。
高齢化が進むこちらでは自治会主催の追悼式が行われ、住民らが焼香をあげて犠牲者の冥福を祈りました。
また、追悼式には学校で震災授業を受けている児童らも訪れていました。
震災の震源となった野島断層を保存する淡路市の北淡震災記念公園でも犠牲者を追悼する式典が行われました。
式典では震災で亡くなった島内の関係者63人と同じ数の灯ろうが水に浮かべられたあと、午前5時46分に黙祷が捧げられました。
続いて被災者らでつくるフェニックス合唱団が復興への想いを込めて「ふるさと」の歌を合唱しました。
震災で本堂2棟が全壊した神戸の須磨寺では犠牲者の冥福と被災地の復興を祈りチベット仏教の砂曼荼羅を制作したネパールの僧侶6人が震災17回忌の砂曼荼羅法要を行いました。
須磨寺の砂曼荼羅法要は3回忌・7回忌・13回忌に続いて4回目で、17回忌の今年は招かれたネパールの僧侶らが色とりどりの砂で曼荼羅を制作していました。
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