『夕陽カ丘三号館』(ゆうひがおかさんごうかん)は、1971年10月17日から1972年3月26日までTBSの日曜21時台で放送されていたテレビドラマ。有吉佐和子の原作をドラマ化。商社の社員団地を舞台に住民たちの物語を描く。
第12回ダイジェスト
悟は、同級生の父親が東大助教授である事が羨ましく、酩酊して帰宅するサラリーマンの父親を情けなく思っていた。浩一郎は、開発部の発注ミスのとばっちりの処理に忙しかった (第22回への伏線)。藤野 (人事部文書課長)は、街中で偶然、おでん屋の女将杉浦と出会う。戦時中、杉浦は女子挺身隊、藤野は学徒動員で同じ工場で働いていた。藤野は杉浦のおでん屋に通い出す (後、藤野夫人が勘違いし談判にやってくる)。三号館の新年会で醜態を見せた津田は、浩一郎、藤野、寺尾を銀座のバーでもてなすが、またしても酒乱と化し、全員グロッキー状態となる。泥酔して帰宅した浩一郎は、説教しようと悟の部屋に入るも、嘔吐し寝てしまう。
付記
昭和31年度の経済白書には、「もはや戦後ではない」という有名な言葉が記されましたが、この時代はまだ戦争の影響が残っていました。八千草薫さんは昭和6年、山内明さんは大正10年生まれです (Wikipedia)。野村昭子さん(おでん屋の女将)は、昭和2年生まれで、戦時中東京で大変な思いをされています。
キャスト
時枝音子:八千草薫
音子の夫・浩一郎:山内明
音子の息子・悟:小林文彦
寺尾: 佐野浅夫
藤野: 舟橋元
津田: 波多野憲
杉浦 (おでん屋の女将): 野村昭子
3 Comments
この時代の団地でメゾネットだったんですね
サラリーマンの服装が50年経っても変わらないというのは感慨深い✨
佐野浅夫さんを検索してこちらに来ました。野村昭子さんも出演しているのですね。