1988年11月16日のNHKニュース
原子力発電に反対する裁判や住民の直接請求が進められる中で、
北海道電力の泊原子力発電所は、今日、昼前、原子炉内の核分裂が安定して持続する臨界に達しました。

北海道電力の泊原子力発電所の一号機は、先月17日の試運転開始以来、原子炉本体へのウラン燃料の装填や、パイプやバルブなどの最終チェックが行われてきました。

そして今日、地元自治体の関係者ら50人が見守る中で、
燃料の核分裂を抑えていた制御棒が引き抜かれ、
午前10時58分、一号機は核分裂が安定して持続する臨界に達したことが確認されました。

泊原発は、おととしのチェルノブイリ原発事故のあと運転を始める新規の原発としては国内で初めてのもので、全国的な高まりを見せている反原発運動の注目の的になっています。

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