#加藤浩次#ジャニーズ #NHK大河#TBS
本人もまさかの通告と感じたようだ。極楽とんぼの加藤浩次(51)と吉本興業のエージェント契約が3月末で終了する。加藤は2019年夏に同社所属タレントの闇営業問題が発覚すると、7月22日に自身がMCを務める『スッキリ』(日本テレビ系)で「今の社長、会長体制が続くのなら俺は吉本興業を辞める」と大崎洋会長を批判。翌日に大崎会長と話し合いの場を持ち、「専属エージェント契約」を結んでいた。加藤浩次(51)と吉本興業のエージェント契約が3月末で終了する。加藤は2019年夏に同社所属タレントの闇営業問題が発覚すると、7月22日に自身がMCを務める『スッキリ』(日本テレビ系)で「今の社長、会長体制が続くのなら俺は吉本興業を辞める」と大崎洋会長を批判。翌日に大崎会長と話し合いの場を持ち、「専属エージェント契約」を結んでいた。
 3月10日の『スッキリ』で、加藤は吉本興業からエージェント契約を延長しないと告げられたと明かし、「僕もびっくりしてる」と驚きを隠さなかった。大手事務所という後ろ盾を失う加藤は、今後どうなっていくのか。偶然か否か、3月限りでMCを務める『この差って何ですか?』、『スーパーサッカー』(ともにTBS系)が終了する。テレビ局関係者が話す。
「2番組とも視聴率が特別良かったわけではないし、退社とは無関係でしょう。ただ、気になることもあります。『この差って何ですか?』はゴールデンタイムで6年も続いた。普通なら、加藤に後継番組を引き続き任せてもおかしくはない。『スーパーサッカー』は20年もMCを務めた。ここ数年は深夜1時台だったとはいえ、何か代替案を用意するもの。たとえば、テレビ朝日で18年半続いた『やべっちF.C.』は昨年9月で終わりましたが、DAZNで『やべっちスタジアム』として配信されている。加藤の2番組はどちらも、そんな話は聞きません。吉本興業所属のままだったら、違っていたかもしれません」
 近年の大手事務所退社といえば、SMAPの稲垣吾郎(47)、草なぎ剛(46)、香取慎吾(44)が思い出される。2017年9月にジャニーズ事務所から独立すると、香取の『SmaSTATION!!』(テレビ朝日系)は同月限り、草なぎの『「ぷっ」すま』(テレビ朝日系)、香取の『おじゃMAP!!』(フジテレビ系)は半年後の2018年3月、稲垣の『ゴロウ・デラックス』(TBS系)は1年半後の2019年3月に終了し、彼らの地上波レギュラー番組はなくなった。
「この中でゴールデンタイムは『おじゃMAP!!』だけ。しかも、数字が1ケタと良くなかったので、打ち切りは当然でした。ただ、土曜23時台の『SmaSTATION!!』は視聴率が悪くなく、終了は不可思議だった。そもそも、深夜帯はテレビ局と事務所の関係が色濃く反映されやすい。特に24時から6時までは全日帯の視聴率に含まれない。だから、実験枠でもあるし、“行政枠”でもある。深夜帯で、ジャニーズを辞めたタレントの番組を続ける意味はないと考えたのかもしれません。深夜1時台の『「ぷっ」すま』や『ゴロウ・デラックス』の打ち切りには、そういう事情もあったのではないかと推察されます」稲垣吾郎(47)、草なぎ剛(46)、香取慎吾(44)が思い出される。2017年9月にジャニーズ事務所から独立すると、香取の『SmaSTATION!!』(テレビ朝日系)は同月限り、草なぎの『「ぷっ」すま』(テレビ朝日系)、香取の『おじゃMAP!!』(フジテレビ系)は半年後の2018年3月、稲垣の『ゴロウ・デラックス』(TBS系)は1年半後の2019年3月に終了し、彼らの地上波レギュラー番組はなくなった。
「この中でゴールデンタイムは『おじゃMAP!!』だけ。しかも、数字が1ケタと良くなかったので、打ち切りは当然でした。ただ、土曜23時台の『SmaSTATION!!』は視聴率が悪くなく、終了は不可思議だった。そもそも、深夜帯はテレビ局と事務所の関係が色濃く反映されやすい。特に24時から6時までは全日帯の視聴率に含まれない。だから、実験枠でもあるし、“行政枠”でもある。深夜帯で、ジャニーズを辞めたタレントの番組を続ける意味はないと考えたのかもしれません。深夜1時台の『「ぷっ」すま』や『ゴロウ・デラックス』の打ち切りには、そういう事情もあったのではないかと推察されます」
4月から、加藤浩次の地上波テレビのレギュラー番組は『スッキリ』(日本テレビ系)、『がっちりマンデー!!』、『人生最高レストラン』(ともにTBS系)の3つになる。
「日曜7時30分からの『がっちりマンデー!!』は17年続いている長寿番組で、視聴率も安定しており、すぐには終わらないでしょう。土曜23時30分からの『人生最高レストラン』については、加藤はチュートリアルの徳井義実(45)の不祥事を受けて、2代目MCになった。いわば、徳井と同じ吉本興業に所属していたから回ってきた仕事と捉えることもできる。吉本との契約終了と同時に切るような露骨なことはしなくても、半年後や1年後はどうなっているかわかりません」
 加藤にとって、『スッキリ』の視聴率が命綱になってくる。同時間帯の個人視聴率では、主にテレビ朝日の『羽鳥慎一モーニングショー』が民放1位で、『スッキリ』は2位につけている。4月から、TBSは立川志らく(57)の『グッとラック!』に代わって麒麟の川島明(42)と田村真子アナ(25)の『ラヴィット!』がスタートし、フジテレビは小倉智昭(73)の『とくダネ!』を終了させ、谷原章介(48)と永島優美アナ(29)の『めざまし8』を始める。
「朝の情報番組は意外と視聴率の順位の入れ替わりが激しい。数年前までは『とくダネ!』が強かったが、最近は3位になっていた。TBSの『ラヴィット!』は以前の『はなまるマーケット』のように生活情報を扱い、基本的にはニュースを取り上げない予定。同じような構成で、朝ドラからの視聴者を引き継げるNHKの『あさイチ』がライバルになりますが、その壁は高い。『はなまる』は『あさイチ』に視聴者を奪われて、終わったわけですから」
 フジの『めざまし8』は、『スッキリ』の強敵になりそうだという。
「谷原章介は、午前中の主な視聴者層である主婦層の人気が高い。コロナ疲れしている今、『モーニングショー』や『スッキリ』で同じようなニュースを見るなら、谷原に癒されたいと考える女性視聴者は多いと思いますよ。もし同時間帯で『スッキリ』の3位が続くようになれば、番組終了の可能性が出てくる。日テレは視聴率3冠王を継続しており、帯番組の3位は致命的になります」
 吉本興業を退社したからといって、すぐに加藤浩次のテレビ露出が変化するわけではないだろう。しかし、この1年で『スッキリ』の視聴率が奮わなくなった場合、後ろ盾を失った男はテレビ界でどう生き抜いていくのか──。

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