新谷仁美, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=520639 / CC BY SA 3.0

新谷仁美

新谷 仁美(にいや ひとみ、1988年2月26日 – )は、日本の女子陸上競技選手(長距離走・マラソン)である。愛称は「にいやん」。

岡山県総社市出身。総社市立総社東中学校を経て興譲館高等学校へ進学。

興譲館高等学校では同期に重友梨佐(天満屋、ロンドンオリンピック女子マラソン日本代表)がおり、在学中は重友と共に全国高校駅伝に出場、新谷はエース区間と言われる第1区で3年連続して区間賞を獲得(03~05年)。3年連続区間賞という偉業を成し遂げたのはこれまで6人しかいないが、その中でも各校のエースが集まる1区を3年間走り続けてこれを成し遂げたのはルーシー・ワゴイ(00~02年、、青森山田)と新谷の2人だけである。特に04年は都大路史上初となる18分台をマークしての区間新を樹立。05年にはさらにその記録を上回るタイムをたたき出しての区間新達成であった。

高校入学以来の目標だった地元・岡山で開催された2005年(平成17年)晴れの国おかやま国体では選手宣誓そして大会最終日の3000mにおいて会場総立ちの喝采を受けながらゴールし、地元に唯一の優勝をもたらした。さらに同年にはインターハイ3000m優勝、世界ユース女子3000mで銅メダル、タイムトライアルIN長崎5000mにおいて当時の高校歴代2位にあたる15分28秒70を記録するなど活躍を続けた。

2005年全国都道府県対抗女子駅伝競走大会では実業団のトップ選手がひしめく1区で、高校生ながら区間賞を獲得。(長崎・藤永佳子以来6大会ぶり)

2006年(平成18年)には横浜国際女子駅伝の日本代表チームのアンカーに選抜され、ゴール手前で前方にいたエチオピアチームを抜いてチーム総合3位に貢献し、自身も区間賞を獲得した。

陸上競技関係者の間では、高橋尚子の再来と言われている。憧れとしている高橋尚子を目指すべく、高校卒業後の2006年4月に小出義雄率いる豊田自動織機(佐倉アスリートクラブ)女子陸上部に入部。

2007年(平成19年)2月、記念すべき第1回東京マラソンで初マラソンに挑戦、2時間31分01秒の記録で女子の部において初優勝を果たしている。

2008年(平成20年)8月、2回目のマラソンは真夏の北海道マラソンに挑戦したが、新谷と同じ小出門下生の佐伯由香里(当時アルゼAC・現ユニバーサルエンターテインメントAC)に惜しくも敗れ、2時間32分19秒の記録で女子の部2位となった。

同年12月14日に第28回全日本実業団対抗女子駅伝が岐阜県で開催され1区を任される。那須川瑞穂(アルゼAC)と新谷が尾崎好美(第一生命)と山下郁代(三井住友海上)をふりきってスパートし、先頭のクリスティーニ・ムヤンガ(、パナソニック)を追いつめる展開。ムヤンガと1秒差で那須川、4秒差で新谷の3位好位置でたすきを繋いだ。その後、アンカーの6区で永田あやがトップに立ち豊田自動織機が初優勝を飾る。

2009年(平成21年)3月、3回目のマラソンは名古屋国際女子マラソンに出場。レース序盤から先頭集団に加わる中、29.7Km地点で自らスパート、一時は独走状態となった。しかし35Km辺りからペースが落ち始め、37Km手前で優勝した藤永佳子(資生堂)に逆転されてしまう。その後も後続の選手に次々抜かれ、2時間30分58秒の自己ベストをマークしたものの8位に終わった。

2011年(平成23年)4月、豊田自動織機女子陸上部が千葉から愛知への移転を機に、同陸上部を退部した事が明らかとなった(千葉陸協所属に変更、佐倉アスリートクラブ所属は継続)。同年6月、第95回日本選手権女子5000mでは、優勝した絹川愛(ミズノ)に次いで15分20秒35の2位に入り、初の世界選手権代表に女子長距離走(5000m)選出された。また同年6月のホクレンディスタンスチャレンジ士別大会では、女子5000mAレースで2位(日本人トップ)に入り自己記録をマークした。

同年7月に第19回アジア選手権が神戸で開催された。日本代表として5000mに出場し15分34秒19の記録で銀メダルを獲得。銅メダルには小林祐梨子(豊田自動織機)、と日本勢が活躍を見せた。

同年8月に出場した、第13回世界選手権女子5000m予選は15分31秒09(予選1組7着)、全体の7位で決勝進出(絹川愛・杉原加代(パナソニック)は共に予選敗退)。同年9月の5000m決勝は、号砲直後に一人集団から積極果敢に飛び出したが、2000m付近で集団に吸収され、中間点以降は先頭集団からも置いていかれてペースダウン、結果15分41…

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