この噴火で気象庁は16日、午前0時15分に奄美・トカラに津波警報、太平洋の広い範囲に津波注意報、午前2時54分には岩手県に津波警報を発令した。
これまでに15日の午後11時54分にいわき市小名浜で70センチ、相馬で午前1時50分に50センチの津波を観測した。
相馬で午前4時22分、いわき市小名浜で午前4時30分に満潮を迎えるため引き続き海岸には近づかないよう呼び掛けている。
<福島地方気象台・鹿野義明防災管理官>
「太平洋沿岸の各地で、15日20時ごろに潮位変化が見られました。同じタイミングで全国各地で、気圧変化も観測されていることや、この潮位変化がトンガ諸島の噴火に伴う、津波の伝搬から想定される、到達予想時刻より、速い時刻で起こっていることから、噴火に伴う津波とは考えられず、津波警報は発表しておりませんでした。この津波なんですけども、現在到達しているということで、現在も観測中でございます。津波の方は第1波、それから今、観測されている最大波よりも高いものが、今後襲ってくる可能性がございますので、情報の方に留意お願いいたします。」
警察と消防によると、現時点で福島県内で津波による被害は確認されていないという。
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