【詩題】ぼくの退屈/花瀬三 記憶の中で、 夜明けに一番近い、 美しい島へ あなたの名前を付けて、 祈りと抵抗の詩を 口ずさんでいる。 くちびるの隙間から 溢れたぬくもりで 蝶が、空を泳ぐので、 命のことを思い出す。 そうしてひとつ、 あした 死んでしまわないための 言葉ひとつを 胸にとんと畳んで、 花を束ね、 ぼくは、 失ったものを数えてゆく。 〈Twitter〉 See more ボカロ国際決済体制SWIFT文学詩音楽風景 WACOCA: People, Life, Style.
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