エピソード16『ショーンの葛藤』“The Shaun Show”
あらすじ
ソフィーはリアリティ番組のために、ショーンとリアの密着取材を開始。病院でも取材クルーがショーンに密着する。患者を任されたショーンとアレックスは、それぞれ指導医になれるかを試される。ショーンは顔に熱傷を負ったデイナを担当。熱傷Ⅱ度だと判断してデブリ処理を行なうが、Ⅲ度の熱傷もあったことが判明。再移植手術が必要になる。撮影クルーに追われるストレスでショーンは徐々に集中できなくなり……。
ネタバレ感想
ソフィー主導によるショーンとリアの結婚リアリティ番組の撮影が始まっております。
ドキュメンタリーなだけあって、もちろん2人の同僚である聖ボナベントゥラのメンバーも撮影に参加。
特にアンドリュース先生は自分が主役と言わんばかりに出演してここぞとばかりに病院の宣伝もしておりますが、案外リム先生も負けじとノリノリなのが面白い(笑)
撮影中、ERには頭部と左前腕にII度の熱傷を負った女性〈デイナ〉が運ばれてきてショーンとジョーダンが対応します。
デイナを救助した後梁に挟まってレベル2の外傷を負った消防士〈グラント〉も遅れて運び込まれてきてこちらはパク先生が任されました。
撮影用のカメラはオペ室にまで入っており、ライトの明るさでショーンの気が散る一幕もありましたがデイナのオペは無事に終了。
しかし、強い鎮静剤を打ってまだ痛みを感じないはずなのに目を覚まして激しく痛がり、移植した箇所がひどい浮腫で引っ張られてしまっているし、駆け付けてきた夫に連れられた幼い娘は母親の爛れた顔を見て怯えてしまいました。
何が悪かったのか原因を追求するショーンから、カメラの前で患者の浮腫は一度だけ輸液管理を省略したせいだと責任を押し付けられて動揺するジョーダン。
「私、バカでした。手順を省くなんて」と涙を流しながら検査結果の再チェックをしたジョーダンは自分のせいではないと分かった途端、「血圧はグラフトの灌流に十分だし輸液過剰もない。デイナの浮腫は私のせいじゃありません」とわざわざカメラ前でアピール。
オペの様子は全て記録されていたので、「過去の映像を見たい」と撮影クルーに頼むショーン。
オペの手順には問題なく、もっと遡ってデイナが運び込まれてきた時の症状の確認のタイミングを見返して、そもそも II度の熱傷ではなくⅢ度の熱傷だったという自分の診断ミスを発見しました。
ミスを修正するために一度目の手術失敗を伝え、カメラのレンズに映る自分の顔を見てショックを受けている患者に何の忖度もなく「デブリを深くするのでより悪くなります。外見と健康は無関係です」と必要な情報だけのショーンに対して、大手術の前に患者のメンタルケアも必要だと反対するジョーダン。
自分のせいという失態を修復せねばと焦るショーンは頑なで、撮影クルーがついて回るストレスにもそろそろ敏感になってきている様子。
ミスしたのもカメラに気を取られたせいだとグラスマン先生に訴え、「なら追い払え。迷惑なら断ればいい。それにもう一つ、常に完璧でいるのは無理だ。どんな人間でもありえない、絶対にだ」とアドバイスされます。
CTによるとグラントの腰椎には不安定型骨折が見られ、後方固定術で歩行は数日で可能になるも現場復帰は無理です。
リスクには慣れっこだし「仲間の元に帰してくれ」と違う術式を求められたパク先生は困ってしまいます。
警察を辞めて孤独に打ちのめされた過去があるパク先生は、命より仕事を取ろうとする気持ちが分かるようで、リスキーな手術の練習に励んでおりますが、模擬練習では心停止の繰り返し。
モーガンが手伝ってくれてようやく一度だけ成功したようで、実地で何度も成功させているリム先生にやはり執刀して欲しいと頼むパク先生。
せっかく患者を任されたのに、この選択がキャリアに響いたとしてもグラントを仲間の元に帰したいという気持ちが勝ったようです。
自分の野心のために無理な判断を強行するよりもよほど理性的で合理的で、外科医として相応しいと思いますが。
リアから結婚とは関係なくASDのことばかり焦点を当てて、テレビ的にはウケがいいかもしれないがショーンを追い込みすぎだと批判されたソフィー。
確かにショーンは自分がミスを認めた部分を繰り返し再生して悩んでいるし、ミスに関する箇所については結婚を描くのに関係ないし一切使わないと約束してくれましたが、ある種の隠蔽はショーンにとっては“ウソ”になるのでしょう。
カットしてもらい人々に希望を届けるか、ありのままの真実を伝えるか、ショーンは悩んでいる様子。
今度はリアにテレビ的な盛り上がりを埋めるための矛先が向いて、かつてASDを理由に交際を断った話題を出されて怒ってしまうリア。
「2人のリアルな物語を描きたいの。私を信頼してくれる?」と聞かれてその場では答えられませんが、娘に怯えられ、この先娘が自分の見た目のせいでいじめられると恐れているデイナを説得したのは同じくマイノリティのせいでいじめられた過去があるけれど母親に相談して抵抗する方法を教わったソフィーでした。
人生の困難から立ち上がる強さを見せれば娘も人の痛みがわかる強い子になる、というまぁありがちな説得ですが、デイナには響いたようです。
ショーンの自信喪失はミスをしてもなおショーンを尊敬するジョーダンからの等身大の言葉で回復し、今度は「手術は撮影しないで。執刀中に気を散らすわけにはいかない」とハッキリ断れたこと自体が一歩成長といった感じ。
オペ中に失血死しそうになった時もショーンのヴィジョンのおかげで無事に回復して成功。
自信を取り戻したショーンは「僕のミスも番組で流してくれていい。いい医師はミスをしても人に希望を与えられる」と宣言しました。
リム先生が執刀したグラントの手術でしたが、やはり危険が伴いパク先生は命を優先して元の術式に変更。
悲願だった現場復帰はやはり無理だと伝える辛さよ。
研修に遅刻したり私用電話をしたり欠勤したりと仕事に集中できていない様子の看護師〈ダリセイ・ヴィラヌーヴァ〉は、実は彼氏からのDV被害を受けていたことをリム先生に明かしました。
家族が亡くなったとか危険な状態とかかと思いましたが、これは予想外の事情です。
ジョーダンに勇気付けられた娘は、顔は変わってしまってもハグは今までどおり愛情がたっぷり詰まっていることを確認してくれて、母娘の関係も大丈夫そう。
リアは自分の過去の言動や本音と向き合って、自分を変えてくれたのは自信をくれたショーンのおかげだともカメラの前で話します。
その後、ソフィーが企画したサプライズパーティーに大満足のショーンとリア。
どこのスターの登場かと思えば、なんと駆け付けてきてくれたクレアも居て、めちゃくちゃ楽しいパーティーになったようです。
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▼次回、エピソード17

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