脚本家の倉本聰さん
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 人気ドラマ「北の国から」などで知られる脚本家の倉本聰(くらもと・そう、本名山谷馨=やまや・かおる)さんが18日、多臓器不全のため死去した。91歳だった。「倉本財団」が28日、発表した。2024年の映画「海の沈黙」(監督若松節朗)が生前最後の公開作となった。

 倉本さんが映画を手がけるのは、88年公開の「海へ~See you~」以来36年ぶり。美術品の贋作(がんさく)をテーマに、画壇から突然姿を消した天才画家が自らの過去と命に向き合う姿を描いた。本木雅弘、小泉今日子、石坂浩二、中井貴一らが出演した。

 構想のきっかけの1つとなったのは美術作品の真贋(しんがん)を巡り議論となった1960年の「永仁の壺(つぼ)事件」。60年近く構想を温めてきた。倉本さんは24年10月31日に行われた舞台あいさつに出席し、「やっと完成しました。よく完成したなと思っております」とほっとした表情を浮かべていた。
 
 倉本さんは1935年生まれ、1月1日生まれ、東京都出身。東大文学部卒業後、1959年にニッポン放送に入社。ニッポン放送のディレクター・プロデューサー時代に「パパ起きて頂だい」で脚本家デビュー。63年に退社し、77年に富良野に移住。81年にフジテレビドラマ「北の国から」が大ヒットした。映画「駅 STATION」、フジテレビ「風のガーデン」、テレビ朝日「やすらぎの郷」など。主宰した「富良野塾」では後身を指導した。2000年に紫綬褒章、10年に旭日小綬章を受章した。

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