東野圭吾さん
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 作家の東野圭吾(ひがしの・けいご)さんが大腸がんのため、7月23日に死去したことが分かった。68歳。大阪府出身。27日、講談社が発表した。東野さんは国内累計発行部数1億部を超え、「容疑者Xの献身」「白夜行」「ガリレオ」シリーズなど、数多くの作品が映画・ドラマ化され、日本のエンターテインメント界を代表するコンテンツとなった。

 1998年の「秘密」、1999年の日本推理作家協会賞受賞を機に評価を高めると、「白夜行」「探偵ガリレオ」など話題作を次々と発表。2006年には「容疑者Xの献身」で直木賞を受賞し、国民的作家の地位を確立した。

 科学捜査をテーマにした「ガリレオ」シリーズは、小説ファンだけでなく東野圭吾さんの名を世に知らしめる契機となった。

 2007年にフジテレビ系で放送がスタート。物理学者・湯川学を福山雅治、刑事・内海薫を柴咲コウが演じ、「実に面白い」の決めぜりふとともに社会現象を巻き起こした。シリーズは映画化もされ、「容疑者Xの献身」「真夏の方程式」「沈黙のパレード」などが公開されるなど、東野作品を代表する映像シリーズへと成長した。

 2006年にはTBS系で「白夜行」が放送。山田孝之と綾瀬はるかが主演を務め、犯罪を重ねながらも互いを支え続ける男女の切ない人生を描いた。

 2010年には阿部寛主演でTBS系「新参者」がスタート。加賀恭一郎シリーズ初の連続ドラマとして人気を博し、映画「麒麟の翼」「祈りの幕が下りる時」へと発展した。

 東野さんは1958年生まれ、大阪府出身。大阪府立大学工学部電気工学科を卒業後、自動車部品メーカーのデンソーでエンジニアとして勤務。会社員生活の傍ら執筆活動を続け、1985年、「放課後」で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、27歳で作家デビューを果たした。2023年4月には著作100冊を達成し、国内累計発行部数は1億部を突破。海外でも37の国と地域で翻訳され、国内外を合わせた推定累計発行部数は約1億6800万部に達するなど、日本文学を世界へ発信する存在となった。

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