HOTパーソンでご紹介した女性キャリア支援を手掛ける元TBSアナウンサーの笹川友里さんに、自身が影響を受けた本について聞きました。

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1冊目は、投資家で経営コンサルタントであり、京都大学客員准教授も務めた瀧本哲史氏の著書「僕は君たちに武器を配りたい」です。2012年度ビジネス書大賞を受賞し、翌2013年、エッセンシャル版で文庫化されています。これから社会に旅立つ、あるいは旅立ったばかりの若者に、非情で残酷な日本社会を生き抜くための「ゲリラ戦」をすすめています。

私は2013年に新卒で入社して、この本を読みました。カジュアルなビジネス本という感じですが、「コモディティ化せずに自分ならではの特技を得なさい」というメッセージです。社会人として大海原に出た当初も勇気づけられましたし、独立したときにも読みました。社会の仕組みやビジネスの成り立ちが分かりやすくまとめられていて、私たちはどういうマインドを持つべきか、という社会人としての心得みたいなものが全て凝縮された本です。文体も面白くて引き込まれます。

『夜と霧』(ヴィクトール・E・フランクル著、池田香代子訳、みすず書房)

『僕は君たちに武器を配りたい エッセンシャル版』 (瀧本哲史著、講談社文庫)

2冊目は原田マハさんの「デトロイト美術館の奇跡」です。私、原田マハさんが大好きなんです。今、子育て真っ最中で、なかなか美術館には行けないので、マハさんの本を読みあさっています。自動車産業の衰退で財政破綻した米国デトロイト市は、市の財産である美術館のコレクションを売却しようとしますが、その危機を市民の愛と奮闘で乗り越えた、という実話に基づいた物語です。「アート×人生」みたいなものが深く描かれています。すごく胸が熱くなる話なので、仕事の合間にアートや人々の思いに触れて、とてもリフレッシュできる本です。

『イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」』(安宅和人著、英治出版)

『デトロイト美術館の奇跡』(原田マハ著、新潮社)

▶笹川友里さんの記事はこちら
「人生をハンドリングしよう」元TBSアナウンサー笹川友里さん、キャリア女性が一歩踏み出す手助けを

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