中島健人さん(左)とルビーを囲む畑芽育さん (c)CEIPA /MUSIC AWARDS JAPAN2026
日本の音楽シーンが新たな熱狂に包まれる機会が、また一つ増えた。「世界とつながり、音楽の未来を灯す」をコンセプトとした国内最大規模の国際音楽賞「MUSIC AWARD JAPAN 2026」(以下、MAJ 2026)のノミネート作品発表会が行われた。ナビゲーターのクリス・ペプラーさんと住吉美紀さんに迎えられ、今年のアンバサダーを務める中島健人さんと畑芽育さんが登壇。音楽への愛情と、人々の心に与える温かい影響力について語った。
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■アンバサダーが語る「音楽の祭典」への期待と化学反応
大役を担うアンバサダーの二人は、それぞれのアワードへの期待を語った。中島健人さんは、「ここは音楽の力が集まる、本当に素敵な場所です」と目を輝かせる。「この華やかな場が、普段はなかなか出会うことのないアーティスト同士の出会いの場にもなると思うんです。そこから新しいコラボレーションが生まれるかもしれない。この祭典が、日本の素晴らしい音楽がもっと世界に知られるきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません」と、アワードが生み出すであろう未来の化学反応に胸を膨らませた。畑芽育さんもまた、「このような大規模な音楽の祭典が行われること自体が本当に素晴らしいことであり、その注目度の高さを肌で感じています」と、アワードへの純粋な期待感を語った。
■それぞれの視点で語る、注目のノミネートと音楽との日常
発表されたノミネート作品について、二人は自身の音楽観を交えながら注目ポイントを明かした。 中島さんが特に注目するのは、今年のシーンを象徴する「最優秀楽曲賞」にノミネートされた5作品(※)だ。「どの曲も、近年の日本を間違いなく盛り上げた名曲ばかり。正直、同時に5作品すべてが受賞してもいいんじゃないかと思うくらい、甲乙つけがたいです」と、そのレベルの高さに賛辞を贈った。一方、畑さんが注目するのは「最優秀ニュー・アーティスト賞」だ。「同世代のアーティストが多くノミネートされていて、特にHANAさんが3部門(最優秀楽曲賞、最優秀アーティスト賞、最優秀ニュー・アーティスト賞)でノミネートされているのは本当にすごいなと思います」と、新たな才能の台頭に刺激を受けていた。
(※最優秀楽曲賞ノミネート作品:Blue Jeans/HANA、IRIS OUT/米津玄師、怪獣/サカナクション、革命道中-On The Way-/アイナ・ジ・エンド、好きすぎて滅!/M!LK)
五線譜でMUSICの「M」を表現したロゴ (c)CEIPA /MUSIC AWARDS JAPAN2026
昨年に引き続きアンバサダーを務める中島健人さん (c)CEIPA /MUSIC AWARDS JAPAN2026■レッドカーペットからライブまで。授賞式当日の見どころ
授賞式当日の楽しみは、受賞の行方だけではない。昨年に引き続きアンバサダーを務める中島さんは「僕が個人的に大注目しているのは、レッドカーペットです!」と力説する。「アーティストの皆さんが会場に向かっていくときの衣装は本当に華やかで、その人の表現の一部。昨年、この場で藤井風さんと仲良くなるきっかけも生まれました。彼の衣装にも注目ですね」と、音楽が生む交流の魅力にも触れた。
■音楽が心を救い、世界をつなぐ
日本の音楽が世界に誇る魅力は何か。その問いに中島さんは「メロディーの強さ」だと即答した。「海外のアーティストと話していても、『J-POPはメロディーがとても良い』と多くの方に言われます。このメロディアスな美しさこそ、日本の音楽が持つ普遍的な魅力だと思います」。中島さん自身、2011年のデビュー以降、ストリーミングの普及という大きな変化を体感してきた。「この環境のおかげで、僕たちの音楽は日本だけでなく世界に直接アプローチできるようになった。海外の方が好む日本の良さを意識しながら楽曲を作る、という視点も生まれました」と、グローバルな創作活動への意識を語った。
畑さんは、日本の音楽の魅力について「抒情的な歌詞、言葉の響きが持つ面白さ」を挙げた。「この美しい言葉の世界を、海外の皆さんにも汲み取ってもらえたら嬉しいです」と語り、自身が出演したドラマでの経験を振り返る。「書き下ろしの主題歌だったのですが、制作にあたって脚本を3話まで読み込んでくださって。私が演じるキャラクターの、自分でもうまく言葉にできないような繊細な感情を歌詞にしてくれたんです。音楽に、そして言葉に、どれだけ助けられたかわかりません」。
音楽に救われた経験は、二人にとって特別な思い出として心に刻まれている。中島さんは、自身が手掛けたオリンピックの公式応援ソング「結晶」が、会場で観客によって合唱された時の光景を忘れないという。「あの瞬間、音楽を通して会場が一つになった。僕らが力を届けるはずが、逆に皆さんからとてつもない力をもらいました。音楽が最高の演出となり、人と人とを繋いでくれたんです」。
アンバサダーを務める畑芽育さん (c)CEIPA /MUSIC AWARDS JAPAN2026
最優秀楽曲賞にノミネートされた5作品 (c)CEIPA /MUSIC AWARDS JAPAN2026■世界へ羽ばたけ!日本の音楽
発表会の最後に、二人は改めてメッセージを寄せた。畑さんは、「昨年の祭典を拝見しましたが、本当に豪華できらびやかでした。この祭典が、音楽を愛するすべての人々にとって大切な場所として、長く長く続いてほしいと願っています。アーティストだけでなく、音楽に関わるたくさんの関係者の方々をたたえる素晴らしい場なので、ぜひ注目してください」と、アワードの意義を強調した。中島さんは、「ここは、大好きな音楽友達に会える楽しい時間でもあります」と微笑む。「会場で出会い、お互いの音楽をたたえあう。こんなに素晴らしい場所はありません。このアワードを通じて、音楽がもっともっと多くの人に愛されるようになってくれたら嬉しいです」。
音楽は時に人を鼓舞し、時に静かに寄り添い、傷ついた心を癒やしてくれる。そして、言葉や文化の壁を越えて、人と人とをやさしく繋いでくれる。「MUSIC AWARD JAPAN 2026」は、そんな音楽の無限の力を讃え、日本の才能を未来へ、そして世界へと送り出すための祝祭だ。果たして、栄光のルビーは誰の手に輝くのか。日本の音楽シーンの新たな歴史が刻まれる6月13日が、今から待ち遠しくてたまらない。
最優秀アーティスト賞にノミネートされた5作品 (c)CEIPA /MUSIC AWARDS JAPAN2026
最優秀ニュー・アーティスト賞にノミネートされた5作品 (c)CEIPA /MUSIC AWARDS JAPAN2026
最優秀アルバム賞にノミネートされた5作品 (c)CEIPA /MUSIC AWARDS JAPAN2026
Best Global Hit from Japanにノミネートされた5作品 (c)CEIPA /MUSIC AWARDS JAPAN2026
最優秀アジア楽曲賞にノミネートされた5作品 (c)CEIPA /MUSIC AWARDS JAPAN2026
(AERAブランディング室・星知美)

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