Netflixでいま視聴可能な映画のなかから、US版『WIRED』編集部が最新のおすすめ作品を集めた。もし、映画ではなくドラマシリーズを観たい気分であれば、Netflixのおすすめドラマのリストもチェックしてみてほしい。さらに多くの映画を探したい場合は、Amazon PrimeAppleTV+Disney+のおすすめ映画のガイドもある。

『ルイ・セロー: “マノスフィア”の深層にあるもの』

英国のドキュメンタリー作家ルイ・セローは、あえて語らず、被写体に自らの姿をさらけ出させるタイミングを熟知している。その手法は常に見事だが、最新作ではとりわけ鋭く機能する。題材は、「本物の男らしさ」を説くと称して有害な助言をばらまく、自称“アルファ”たちのオンライン文化圏「マノスフィア」だ。

この緩やかに結びついた運動の主要人物たちに話を聞くなかで、セローの穏やかな語り口は、彼ら自身に語らせる余地を与え、その結果、驚くほど露骨な女性蔑視や過激な思想があぶり出されていく。さらに憂鬱なのは、多くの場合、その誇張された男性性が単なるビジネス──つまり“演出された詐欺まがいの商売”に過ぎないという事実と、利益のために他者へ与える害をいかに正当化しているかが、静かに浮かび上がる点だ。気が滅入るが、目を離せない。

『Rip/リップ』

マイアミ警察の麻薬捜査班が家宅捜索の最中、壁の中から「2000万ドル」という巨額の隠し金を発見する。規則では、その場で現金を数えることになっている。だが、これほどの大金を前にして、果たして誰を信用できるのか──。それが、この陰鬱な犯罪ドラマのシンプルな導入だ。

監督・脚本を務めたジョー・カーナハンは、警察内部の腐敗、強盗映画さながらに極限まで高まったリスク、そして爆発的なアクションを巧みに織り交ぜ、事態が必然的に混沌へと向かっていく過程を鮮やかに描き出す。ダブル主演を務めるマット・デイモンとベン・アフレックの“化学反応”も、本作の大きな見どころだ。

『 トロール2』

「ノルウェー怪獣映画」がジャンルとして成立すると予想していた人はいなかっただろう。しかし、ロアール・ユートハウグ監督による、2022年の『トロール』の続編となる本作『トロール2』は、このジャンルの存在意義をしっかり証明してみせる。

暴走するトロールを退治してから数年後、古生物学者ノラは、人里離れて研究に没頭していた。だが、政府が極秘に監禁している冬眠中の「メガトロール」について助言を求めてきたことで、彼女は再び表舞台に引き戻される。

前作よりもさらに「バカバカしいけれど楽しい」領域へと踏み込んだ本作だが、つくり手たちは、自分たちの映画が観客に何を提供すべきかをよく理解しているようだ。巨大な岩の怪物同士が、ただ岩をぶつけ合う──それだけだ。深く考えずに観れば、実に痛快な一本である。

『トロール』

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