「おはしを正しくもつ」「自分で歯を磨く」「整理整頓をする」「ありがとうを伝える」…など、小学校入学前後に知っておきたい93のおやくそくを紹介した書籍『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』が発売された。

「小学校入学準備にぴったり」「生活の基本でありながら、これまでどう教えればいいのかわからなかったので助かる」「一生使える知識やマナーが学べる」など多くの口コミが寄せられている。

本書では、生活のきほんや言葉づかい、心の守り方、学校での過ごし方まで子どもたちの毎日に欠かせないテーマを幅広く網羅している。本記事では、その中から親が教えておくべきおやくそくを紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・佐藤里咲)


「友達とうまくやれる子・すぐもめる子」親が教えている“たった1つの差”Photo: Adobe Stock



「ケイドロ」のルールで喧嘩になる1年生

「息子が小学1年生になったんだけど、小学生になると心配事が増えるんだよね」


この4月に小学校に入学したお子さんがいるママさんが一番心配しているのは、友だち関係だという。

とくに気になっているのが、休み時間中のお友達との関わり方だ。


ある日、校庭で「ケイドロやろう!」と誘われたそうだ。

息子さんも楽しく参加した。


最初は問題なかった。

ところが、時間が過ぎるにつれ、子ども同士が揉め始めてしまう。


「今のタッチじゃないよ」

「え? タッチしたら捕まるでしょ?」


話を聞くと、ルールがかみ合っていなかった。


「うちの幼稚園では、タッチは肩にしなくちゃいけないんだよ」

「え、そんなのないよ」


さらに別の子も口を出す。


「牢屋は一人ずつしか助けられないよ」

「違うよ、触ったら全員出られるんだよ」


それぞれが、自分の知っているルールを当たり前だと思っている。

誰も間違っているつもりはないのだが、“当たり前”がバラバラだから、話がまとまらない。


そのママさんはどうしたらよいものか……と困ってしまったそうだ。

そこで、このように息子さんに声をかけた。


「まずはさ、みんなの意見を聞いてみるのはどう?

みんなの意見を合体させて、1年1組みんなで新しい『ケイドロ』のルールを作るのがいいんじゃないかな?」


息子さんは「みんなに言ってみる!」と言って、元気に学校に行ったそうだ。

その後、お友達と話し合い、うまく遊べるようになったそうだ。



みんなで楽しく遊べるルールを作ろう

そのママさんがお子さんに「お友達と楽しく遊ぶ方法」を教えるのに活用してくれたのが、小学校入学前後から知っておきたいルールや習慣を93個紹介している本『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』という本だ。このなかには、「ルールを まもって あそぼう」という項目がある。


「友達とうまくやれる子・すぐもめる子」親が教えている“たった1つの差”『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用

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①じゅんばんを まもろう。

 「こんどは ぼくの ばんだね」

②みんなの いけんを だいじに しよう。

 「そうだね、 おにが ふたりでも いいね」

③あぶないことは しないよ。

 「あしを ひっかけちゃって ごめんね」

④しあいに かっても まけても けっかを みとめよう。

 「まけちゃったけど たのしかったよ!」

 「また いっしょに あそぼう!」

(『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用)


お友達と楽しく遊ぶ上で大事なのは、「正しいルールを知っているか」ではない。


それぞれの“当たり前”が違うときに、どう折り合いをつけるか。

ここができないと、お友達と楽しく過ごすことが難しくなるだろう。


他の人の意見を聞いて、納得できる形を一緒につくれる子は、どこに行っても困らないはずだ。

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