4月21日(火)、ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社(以下ディズニー)と株式会社THE SEVEN(以下THE SEVEN)が複数年にわたる共同開発契約を締結したことを発表した。日本で一斉に報じられたこのニュースをアメリカのメディアはどう伝えたのかをご紹介しよう。
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日本の市場としての価値、コンテンツ需要とは
THE SEVENは、実写ドラマおよび映画作品で高い評価を得ている、株式会社TBSホールディングス傘下の制作会社。本契約のもと、両社はDisney+(ディズニープラス)で独占配信される実写シリーズを開発していくことになる。ディズニーが世界に向けた動画配信を前提に日本の制作会社と長期的かつ継続的なコンテンツ開発パートナーシップを締結するのは、今回が初のことだ。
これによりディズニーは、企画・開発の初期段階から制作に関与するとともに、両社の強みを生かした作品づくりを進めていく。ディズニーが100年以上にわたり培ってきたストーリーテリングの知見と、THE SEVENが有する確かなクリエイティブビジョンや制作力を融合させ、日本発の大胆で心に響く物語を継続的に生み出し、日本および世界中のディズニープラス視聴者へ届けていくという。
今回のニュースに関して米Varietyは概要的な内容を報じるにとどまったのに対し、米Deadlineは契約について伝えつつ、THE SEVENのことは今年5月からHBO Maxで配信される『ちるらん 新撰組鎮魂歌』のような作品の制作に関わってきた会社と紹介。また、THE SEVENが2022年にはNetflixと、今回のDisney+に対するものと似た内容の契約を5年分締結していたことも指摘した。
今回の契約の狙いなどをより掘り下げて論じていたのは米Hollywood Reporter。日本発の実写オリジナル作品制作を強化するのはDisney+のアジア太平洋コンテンツチームにとって長年の目標であり、ストリーミング事業の世界的拡大を目指す中でその重要性が一段と高まっている、と伝えた。
Media Partners Asia(MPA)の最新レポートによると、日本の配信市場は2025年に15%成長し、売上高は72億ドルに到達。日本は収益ベースで米国、中国に続いて世界3位の市場とされている。

同メディアは続いて、日本コンテンツをめぐる競争が激化していることも紹介。もともと需要の高かった日本産のアニメに加えて、近年は『SHOGUN 将軍』のような実写作品も大きな成功を収めていることも要因だ。ちなみに、Netflixは昨年の同プラットフォームにおける日本作品の累計視聴時間が250億時間に達したと発表。これは英語以外のコンテンツとしては、韓国作品に次いで2番目に多い。
Hollywood Reporterはまた、「長期的かつ継続的なコンテンツ開発協力」と説明されている今回の契約だが、契約期間や金銭的条件は明らかにされていないことも指摘した。
今回の契約締結により今後どんな動きがあるのか、注視したい。
『SHOGUN 将軍』シーズン1はDisney+(ディズニープラス)にて独占配信中。(海外ドラマNAVI)

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