金像奨の授賞式であいさつするジュノ・マック監督を映したスクリーン(共同)
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 香港のアカデミー賞と呼ばれる「金像奨」が19日夜に発表され、2025年の中国と香港の合作映画「風林火山」の音楽を手がけた故坂本龍一さん(23年死去)が、最優秀オリジナル映画音楽賞を受賞した。主催者によると、坂本さんが同賞を受賞するのは22年に続き、2回目。

 風林火山は香港の繁華街コーズウェイベイ(銅鑼湾)を舞台にした犯罪アクションの大作。

 ステージに上がりトロフィーを受け取ったジュノ・マック監督は、坂本さんは尊敬する先輩であり友人だとし「一緒に仕事ができたのは光栄だ」と語った。「坂本さん」と口にした後、映画の中のせりふを使い「出会いもあれば別れもある」と述べ、あいさつを締めくくった。

 香港メディアによると、映画は約4億香港ドル(約80億円)と高額な製作費でも注目を集めた。香港に雪が降るシーンがあり、監督は極寒の環境下での撮影で「坂本さんに作曲してもらえたら」とひらめいた。東京のホテルで監督が映画の粗筋を説明するなどし、生前の坂本さんと楽曲の方向性を決めたという。

 坂本さんは22年にも、中国映画「第一炉香」で金像奨の最優秀オリジナル映画音楽賞を受賞している。

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