日本のロックバンド史上初となるライブ通算3000本目の公演を行ったTHE ALFEE(左から)桜井賢、坂崎幸之助、高見沢俊彦
Photo By 提供写真

 THE ALFEEが17日夜、全国ツアーの東京公演を有明の東京ガーデンシアターで行い、ライブ通算3000本を達成した。日本のロックバンド史上初の快挙。日本プロ野球史上初の3000本安打を達成した張本勲氏(85=本紙評論家)から祝辞と直筆サイン入りバットが贈られた。この日72歳の誕生日を迎えた高見沢俊彦は「ここまで来られたのは皆さんのおかげ」と感謝した。

 日本ロック史に残る金字塔を打ち立てた。この上ない誕生日となった高見沢は「ライブ3000本の誇りを持って言わせてください。ここまで来られたのは自分たちの力だけではありません。皆さんのおかげです」と総立ちの観客6200人に感謝を伝えた。

 中盤、高見沢が「コツコツやってきて3000本です!ある方からコメントが届いています」と切り出すと、会場のモニターに張本氏が登場。「アルフィー3000本!あっぱれ!」と祝福メッセージを送る映像が流れた。桜井賢(71)、坂崎幸之助(72)、高見沢からは笑みがこぼれ、張本氏の直筆で「祝!3000本」の文字とサインが書かれたバットが3人に届けられた。

 2005年の2000回達成時には「2000本安打以上」の入会条件にちなみ、プロ野球名球会の象徴である濃紺のブレザーが、当時の会長だった金田正一さんの厚意によって野球関係者以外で初めて贈呈された。大の野球好きの3人は今回も大興奮。桜井は早速バットを持って張本氏のフォームをまねた。高見沢は「長くやるっていいものですね。いい記念になりました」と目を輝かせた。

 全員が古希を超えても元気に、休憩を挟んで2時間30分超のステージで18曲を届けた。長年連れ添うマネジャーも「前半に並ぶのは記憶にない」と驚く「メリーアン」「星空のディスタンス」を続けて繰り出す構成。後半は高見沢が「難しい曲が多い」という最新アルバム「君が生きる意味」に収録した新曲を立て続けに披露。坂崎が3000本を目前にした取材で「常に一歩先を目指している。ファンとの絆は新曲を“演奏したい”と“聴きたい”で成り立っている」と明かしていた通りの挑戦的なステージ。3000本を達成するツアーでもスタイルを貫いた。唯一無二の強みである「3声コーラス」をマイクを通さず生声で披露し、衰え知らずのパフォーマンスで魅了した。

 「張本さんは3085本打っていますから。今の目標は3085本!」と高見沢。さまざまな挑戦を経て、前人未到の記録を塗り替え続けてきた3人は新たな目標を見据えた。(高原 俊太)

 ≪ギターに金色「3000」≫アンコールで登場した高見沢は新作ギターをお披露目した。ボディー部分に金色の文字で「THE ALFEE 3000 Live Anniversary」と書かれた逸品。暗闇でも光る仕様になっていた。

 【3000公演までの歩み】
 ▼1974年8月25日 デビュー日に東京・銀座の山野楽器で初ライブ
 ▼83年8月 初の日本武道館公演
 ▼85年8月 横浜スタジアムで3日間連続コンサート
 ▼86年8月 東京湾13号埋立地で日本初の10万人コンサート
 ▼87年8月 日本平ホテル MUSIC LANDで日本初の単独オールナイトライブ
 ▼88年3月 東京ドームこけら落とし公演
 ▼97年1月 東京国際フォーラムのこけら落とし公演
 ▼98年7月 米ニューヨークで初の海外公演
 ▼2005年11月 埼玉・大宮ソニックシティで通算2000公演。プロ野球名球会の象徴である濃紺のブレザーが贈られた
 ▼15年1月 東京・昭和女子大学人見記念講堂で桜井還暦記念の通算2500公演
 ▼23年12月 武道館公演がグループ史上最多の100回目
 ▼26年4月15日 坂崎72歳誕生日に東京ガーデンシアターで通算2999公演目
 ▼17日 高見沢72歳誕生日に同所で通算ライブ3000本達成

続きを表示

WACOCA: People, Life, Style.

Pin