【動画】ハリウッド版「孤独のグルメ」主演はニコラス・ケイジ!?日本発から世界へ、松重豊が魅力をアピール
ハリウッド版「孤独のグルメ」主演はニコラス・ケイジ!?
同名人気コミック(原作・久住昌之、画・谷口ジロー)をもとに、輸入雑貨商を営む主人公・井之頭五郎(松重豊)が営業先で見つけた食事処にふらりと立ち寄り、食べたいと思ったものを自由に食す、至福の時間を描いたグルメドキュメンタリードラマ。2012年の深夜にひっそりと放送をスタートし早14年、2025年には松重自らが監督・脚本・主演を務め映画化、現在はドラマ24「孤独のグルメ Season11」(毎週金曜深夜24時11分/※4月17日は深夜24時27分放送)放送中。
まず、日本のみならず、特に人気の高い韓国や台湾をはじめ、中国、タイ、シンガポールなどアジアでも注目される理由についての質問が。松重は、本作の数年前にスタートし世界でも人気のドラマ「深夜食堂」(MBS/TBS系)をともにあげ、「どちらも淡々と“食事”というものに向き合う、そこに特化した部分が新鮮に映ったのではないか。特に韓国では一人でご飯を食べる文化が存在しなかった。そういう中で興味を持って見ていただく方が東アジア全体に広がったのではないかと思います」と考察。
また、「もっといろんな人に置き換えて作ることはできないか」との思いから、2024年には様々な世代や職業の異なる主人公によるオムニバス形式のドラマ「それぞれの孤独のグルメ」を放送。相撲の行司など日本ならではの職業も主人公となった。
松重は、日本だけでなく「海外の方に、その国ならではの食文化や生活を投影した“作品群”という形で制作できないか探っている」と世界へ向けての展望を。予算的には厳しいものの「『うちの国に来てくれ』という声があれば、いろいろな援助を得て、僕らはどこへでも行く覚悟でございますので、世界中の方にアナウンスしていただければ」とアピールした。
世界的な経済誌「Forbes」記者からは、「ハリウッド版を作るとしたら、誰が“井之頭五郎”役にふさわしいか?」との質問が。松重は「難しい質問ですね。想定してなかったので面白いです」と微笑みながら、原作の絵に近いことから「ニコラス・ケイジ」をあげ、取材陣も納得。さらに断られた場合は「ジョージ・クルーニー」案も提示し、再び取材陣を沸かせた。
「“食”をひとことで表現すると?」との質問には「食は物語」と回答。「ドラマに登場する店は、どういう人が、どういう経緯でこの味にたどり着いたのか…を想像していくことにより美味しさが確実に上がっていく。店の佇まい、のれんの表情、そういうものから読み取れる“お店が今ここにある物語”を伝えていくことが、役者としてやってきた意味でもあり、この作品で伝えていくことでもある」と思いを語る。
日本のテレビの現状として制作陣の体制が目まぐるしく変わり、番組開始から全てを知っているのは今や松重本人と技術チーフの2人のみ。誰がリーダーシップをとっていくのか…という中で、松重は「僕が責任とって、今のスタッフと考えながら、次の人に譲る道筋も作っていかなきゃいけない」と決意。
「正直、しょっちゅう放り投げて逃げ出したい(笑)」と本音を交えながら、「僕にとってはこの作品しか残ってない。いい形で持続可能な作品として繋げていく方法を、今、必死で考えている最中です」と視線は先に向いている。
韓国、台湾、フランス・パリなどでのロケを通じ、日本の“失われた30年”で「日本はアジアの中でも置いて行かれているという自覚を持たざるを得なくなってきた」と実感したおいう松重。海外スタッフと一緒に仕事をすることで、日本のエンタメの環境や待遇が良くない部分など、初めて気づくこともあったそう。と同時に、韓国ロケに参加してくれた俳優ユ・ジェミョンは、劣悪な環境にも関わらず働く日本のスタッフ優秀さに感動し、キャストやスタッフに食事を振る舞ってくれた、という出来事も。
こうした経験から、松重は「日本人は、待遇に関わらず、与えられた仕事を最高な状態で結果を見せられる努力をする。30年変わらず、前向きにやっている。そういう努力に、まだ日本の可能性を感じていただけるのでは」と。そして、「まずは現場の待遇、金銭面など、アジアの中での遜色ないくらいまで引き上げていかなければいけない。僕たち“先輩”と言われる人たちが声を上げていかなきゃいけない問題だと思っています」と、日本のエンタメの課題と改善策を提示した。
“食べる”というキーワードで国と国の理解に繋げていきたい
オランダ国営放送の記者からの「日本の食文化の魅力」についての質問には、日本の“出汁文化”をあげ、「表に出るわけではない隠された豊かさ」を解説。加えて、海外からスパイスなどの面白さも好んで取り入れ、「いいとこ取りしてひとつの文化に仕上げている国」と説明した。
また、撮影で訪れた海外で「これ美味しいでしょ」という言葉や民族を超えたわかりやすい共有感を経験したことから、「“食べる”というキーワードで国と国の理解に繋げていきたい。これが僕の夢で、希望です」と。「美味しいものを美味しく見せていくという作り方に関しては、僕ら“チーム孤独”(『孤独のグルメ』スタッフ」)は優秀だと思っているので、美味しいものをテーマに世界の方にお届けしていく物語ができないかと模索しています」と展望を語った。
さらに、司会者からは、子どもたちから聞かれたという「撮影では全部食べているのですか?だとしたらどうやって体型を保っているのですか?」との質問が。松重は「綺麗に食べ切っております!」ときっぱり。他のドラマの食事シーンとは違い、本作は順撮り(物語の流れ通りに撮影)によって「綺麗に食べていく様をドキュメンタリーのように撮っている作品」で、「最初のシーズンから変わらず食べ切っているので安心して見ていただければ」と。体型管理に関しては、撮影前日の夜からセーブし、撮影日は朝から食べないため「トータルすると普段より食べてないので、シーズン中、徐々に痩せていく」とのこと。
この他、普段の食事についての質問には、かつてはロケ先などで “リアル井之頭五郎”を楽しんでいたが、人気作となった今では一人で飲食店に入るのが難しくなってしまったそうで、「夫婦2人で美味しいものを食べにいく」のが楽しみとのこと。
予定時間を大幅にオーバーしながらも、取材陣からの質問に答えた松重。最後は、司会者からのリクエストで、“井之頭五郎”として「腹が…減った」を披露。大きな拍手とともに会見は終了した。

明日放送、ドラマ24「孤独のグルメ Season11」(毎週金曜深夜24時11分/※4月17日は深夜24時27分放送)第3話は?
第3話「文京区のラムスパイシー炒めと豚バラきゅうり」
今回は「千石」パワフルなお客との商談で空腹の五郎は店を探すことに。
東京都文京区「千石」を訪れた五郎(松重豊)は、商談相手の島崎沙羅(丘みつ子)が営むコインランドリーへ。新店舗の内装デザインを頼みたいとのことで、島崎が「アジアンテイストにしたい」と話していると、乾燥機から異物音が。島崎が男性客に「乾燥機にスマホが入っている」と注意するが、中には島崎が出し忘れていた推し活で使う韓国アイドルのペンライトがあった。パワフルな島崎に圧倒されつつも、腹が減った五郎はお店探しへ。
しばらく歩くと四川家庭料理「中洞」の立看板を発見し、おいしそうな麻辣の誘惑に引き寄せられるように入店!店内の一角にある自席でチャーハンを食べている息子のまさよし(番家玖太)に五郎が戸惑っていると、女将(山田真歩)に席を案内される。早速メニューを開くが、凝ったものが多くなかなか決められない。まさよしにおすすめ料理を教えてもらいながら、五郎が注文した四川変化球料理とは。
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