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イーストマン・コダック社は、新たな映画用カラーネガティブ フィルム「コダック VERITA 200D 5206 / 7206」の提供を開始すると発表した。同製品は、デーライトにバランスされた露光指数200の中庸感度フィルムで、65mm、35mm、16mmの各フォーマットで展開される。

脚本家・監督・プロデューサーのサム・レヴィンソン氏および撮影監督のマルツェル・レーブ氏(HCA, ASC)との緊密な連携のもとで開発された「VERITA 200D」は、HBOオリジナルドラマ「ユーフォリア/EUPHORIA」シーズン3(4月13日よりU-NEXTで独占配信)において独自の映像表現を実現するため、新たな映画撮影用カメラフィルムとして製品化された。また本フィルムは、数年にわたり世界各国の撮影監督によってトレードテストが重ねられてきた。

VERITA 200Dは、豊かなハイライト描写、高い色彩の飽和度、引き締まった黒、そして温かみのある自然なスキントーンを実現する。また、コダック VISION3 カラーネガフィルムと比較して、ダイナミックレンジはやや抑えられている一方で、非常に豊かな階調表現を備え、よりクラシカルで映画的なルックをもたらす。

サム・レヴィンソン氏とマルツェル・レーブ氏は、「ユーフォリア/EUPHORIA」シーズン3の制作において、35mmおよび65mmフォーマットで合計100万フィート(約30万4,800メートル)以上のVERITA 200Dを使用した。本作は全編がコダック フィルムで撮影されており、ラージフォーマットの65mmフィルムを大規模に使用した初のテレビ作品でもある。

マルツェル・レーヴ氏は、次のようにコメントしている。

レーヴ氏:VERITAは、カラー映画の黄金時代を想起させるような豊かで濃密なトーンカーブを備えながら、現代のネガフィルムが持つ柔軟性とラチチュードも兼ね備えています。

さらに、正式発表に先立ち、多くのコマーシャルやミュージックフィルムでもVERITA 200Dが使用されているほか、A24製作の新作「The Death of Robin Hood(原題)」(脚本・監督:マイケル・サルノスキ、主演:ヒュー・ジャックマン、撮影:パット・スコーラ ASC)でも採用されている。

イーストマン・コダック社のモーションピクチャー&エンタテインメント部門責任者、ヴァネッサ・ベンデッティ氏は次のように述べている。

ベンデッティ氏:アンチハレーションアンダーコート(AHU)を採用した新しいフィルム構造でVISION3を進化させたことに加え、VERITA 200Dの製品化は、映画制作者に最高品質のクリエイティブツールを幅広く提供し続けるというコダックの継続的な取り組みを明確に示すものです。

VERITA 200D 5206/7206は、特別仕様の映画用フィルムとして、コダックの営業担当者を通じて映像制作目的の顧客に限り提供される。





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