
“世界の未来像”をつくる街「柏の葉スマートシティ」(千葉・柏市)で実装するビジネスアイデアコンテスト「ハツメイノハ2026」(MC:EXILE橘ケンチ 進行:藤井由依テレビ東京アナウンサー)
3月28日(土)にファイナルプレゼンテーションが行われ、5名のファイナリストが登壇。ソーシャルビジネス芸人・フランポネのマヌー島岡氏が考案した「柏の葉プロジェクト KASHI-1グランプリ」が優勝し、賞金100万円が贈呈された。

島岡氏は、2019年にスイス人の妻・シラちゃんと国際夫婦漫才コンビを結成。「お笑い」で世界中の人々と繋がることをテーマに活動し、現在は3カ国語で漫才を披露している。

同プロジェクトでは、まず柏の葉に住む外国人を対象に「日本語が覚えられる漫才の授業」を実施。授業の中で外国人と日本人が国際的な交流を図り、漫才を披露する「KASHI-1グランプリ」を開催するというもの。
島岡氏は「『M-1グランプリ』を超える漫才大会へと成長させ、最終的に世界進出したい」とビジョンを語った。
優勝したビジネスアイデアは「柏の葉スマートシティ」での実現に向け、メンタリングなどのバックアップを受けることができる。
このイベントの模様は、「田村淳のTaMaRiBa」(日曜深夜2時50分)で放送予定だ。

「テレ東プラス」は、コンテストでMCを務めたEXILE橘ケンチにインタビュー。
「柏の葉キャンパス」という街の魅力、さまざまなプロジェクトと関わる中で自身が大切にしていることなど、ビジネスに対する思いを聞いた。
「ワクワク」を伝播させ、大きなうねりを作るリーダーの条件
――イベントが開催された「柏の葉キャンパス」には、複数の大学やスタートアップの研究機関があり、自動運転バスの運行などさまざまな実証実験が行われています。公園や緑地も多く、住みやすく先進的な街ですが、橘さんはどんなイメージを持ちましたか。
「1年ちょっと前に1度来たことがあるんですけど、明らかに建物も人も増えましたよね。たった1年で“街はこんなに変わるんだな”と驚きました。今日は週末でお祭りが行われていたこともあり、ファミリーはもちろん、いろいろな方がこの街に集ってきているなと感じました。この先の街の発展が楽しみです」
――「ハツメイノハ2026」のコンテストでもさまざまなタイプのリーダーが登壇しましたが、橘さんは、数々のビジネスイベントに登壇される中で、これからのリーダーに求められるものは何だと感じていますか。
「若い世代の感覚は、僕もまだ分からないところがあるんですけど、人を引っ張っていく、人前でインパクトを残す時は“作りもの”ではない、その人がそのプロダクトに対してどれだけ強い思いを抱いているのかが一番大事なのかなと思います。例えプレゼンが下手でも、“この人、何か伝わるんだよな”という人はいますよね。そこに向かう熱量がひしひしと伝わってくるというか。
あとは、事業を起こすにしてもアイデアを作るにしても、そのアイデアをいかに他人の意見を取り入れながらブラッシュアップして、いい方向に転換していけるか。
転換していく“柔軟性”と“継続力”、そして“信念”が人を引っ張っていく上で大切になってくるのではないでしょうか」

――橘さんは地方創生や日本酒のプロジェクトなどに関わっていらっしゃいますが、「好きなことをビジネスにする難しさ」を感じる瞬間はありますか。
「難しさはあります、絶対。今日優勝した島岡さんにしても、『このお笑いビジネスをやったら、これだけ儲かります』というプレゼンが主ではなく、『お笑いで世界を繋げます、盛り上げます』というお話でしたよね。
もちろん、プレゼンのタイミングでビジネスモデルは必要ですが、僕はそれよりも、人をどれだけワクワクさせられるかということの方が重要だと考えます。
“アイデアと夢”を語っていかに周りを巻き込むか、“これを絶対に大きなうねりにしていくんだ”というムーブメントをチームのみんなの頭の中に描けるかどうか。
あとは、お金取ってくるのが得意な人、仕組み考える人、マーケティングが得意な人に任せる。それも含めて、人との出会いも大事かなと思います」
――さまざまなプロジェクトと関わる中で、橘さんが大事にしていることは?
「出会いの深さでしょうか。出会った1回目からどれだけ深いものにするか、どれだけ距離を縮めるかということは、いつも意識しています。
いいものを作るのに必要なのはチーム感。僕の中で大切にしているのは、どのプロジェクトにおいても、“このチームだったら面白いことができる”という気持ちを持って、個々が主体となって作っていくこと。
そういうモデルを構築すれば、もしもプロジェクトの誰かがいなくなったとしても、ビジネスは回ります」
――人との関わり、関係の築き方…そこに「EXILEでのチームビルディングが生きている」と感じますか。
「根底にはすごくあると思います。HIROさんもそういう考えをお持ちですし、僕らはチームで乗り切ってきたグループなので。“一人よりもグループの方ができることが多い”ということをよく理解しています。影響力も大きくなるし、可能性も広がる。大変なことも多いけど、その分、学びも多い。
一人だったら全部自分の責任で解決できるかもしれませんが、チームになると、みんなの人生もかかってくるし、人数分の責任も生じます。そういうことを経験することで人間としての深みが増し、人生観も変わっていく――。今僕は、より多くの人と積極的に関わっていきたいと思っています」
――今後、橘さんが目指す先を教えてください。
「いろいろな地域でプロジェクトに参加させていただいているので、それを深めて広めていきたいです。今後もできるだけ多くの人に会い続けて、さまざまな可能性を見つけながら、接点を作って新たなプロジェクトを立ち上げたい。点がやがて線となり、面になって、最終的に日本が盛り上がるような流れを作れたらいいなと思います」
――橘さんのそういう背中を見て、また後進が育つわけですね。
4月21日(火)、22日(水)には、「EXILE LIVE 2026 “THE REASON” 〜PERFECT YEAR Special~」が開催されます。最後に見どころをお聞かせください。
「オリジナルメンバーやスペシャルゲストもたくさん登場するので、絶対に盛り上がるライブになると思います。皆さんぜひ、遊びに来てください。
また毎年、小学校4~6年生を対象にしたフットサル大会『EXILE CUP』を開催していますが、4月から全国10カ所で予選が始まります。こちらもぜひ、応援してください」
(取材・文/蓮池由美子)
