宝塚音楽学校への入学を報告する森田苺さん=小矢部市役所で
宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)の舞台に立つタカラジェンヌを養成する宝塚音楽学校に今春、小矢部市の森田苺(いちご)さん(15)が入学する。森田さんは3月にあった第114期生の入学試験で合格者40人の狭き門をみごと突破した。県内からの入学者は17年ぶり。18日の入学式を前に森田さんは市役所の報告会で抱負を語った。(武田寛史)
森田さんは2歳からバレエを習い、同市大谷小学校5年生から、宝塚歌劇団月組娘役として活躍した富山市出身の夢羽(ゆめは)美友さんのミュージカルスクール(富山市)で週4回、バレエやダンス、声楽のレッスンを受けてきた。金沢市の星稜中学校に進んでからも学校帰りに電車で富山市まで通い、レッスンを続け、昨年夏に受験を決心した。
昆虫が好きで幼少の頃は、チョウになりたいと思っていた森田さん。初めて宝塚歌劇団のステージを観劇した時に「私がなりたかったチョウはこれだと衝撃を受けた。宝塚の舞台で美しく舞い、高く羽ばたくチョウになりたい」と、心が震えたことを思い返す。
入学試験には全国から422人が受験し、倍率は10・55倍。合格を知った時は「うれしくて夢みたいでした」と振り返り、「チョウチョウのように美しく華やかで、富山のみなさんに愛してもらえるような娘役を目指したい」と意気込む。
森田さんは「夢羽先生は普段から宝塚の華やかさを体現され、話す言葉や声が美しく、舞台に対する情熱が素晴らしく尊敬している。あこがれの夢羽先生のようなタカラジェンヌになりたい」とも語る。
報告会では桜井森夫市長は「存在感、オーラがありますね。小矢部の誇り。体に気をつけて頑張ってほしい」と激励した。同席した母の貴良(たから)さんと祖父の市五郎さんは、晴れ晴れしい森田さんの姿に目を細めた。
森田さんは11日に夢をかなえる宝塚の地に向け、大好きな故郷から旅立つ。
