坂口涼太郎さんのクリエイティビティの塊のような本でした!
本からメッセージを受け取った私も、何かアウトプットしたくなる。
私のクリエイティビティも、おどり出したくなった一冊でした(笑)。とっても楽しい気持ちになりました。
私のクリティブスイッチを押してくれたことに「LOVE」と「RESPECT」を込めて、このレビューでは「お涼さん」と呼ばせてくださいね。

鳥と花に囲まれるのが似合う本。
めくるめく「お涼さんワールド」
ドラマ「愛の、がっこう。」見てました。
いつも、キラリと輝く存在感を放っているお涼さん。今までも“個性的な役柄を軽やかにこなされている姿が気になる方”でした。
ミモレのエッセイや短歌、言葉の世界での活躍。
誰にも真似できない、唯一無二のセンスを発揮しているファッション。
ミモレを通じて “幅広いジャンルの才能を、惜しみなく発している不思議なお方” と、印象がアップデートされました。
手に取れる「お涼さんワールド」にやられる
「本」という存在の『今日も、ちゃ舞台の上で踊る』を手に取ったとき、エメラルドグリーンとかわいいイラストのデザインに心おどりました。
私、ジャケ買いするタイプです。
手にとって、本を開いて、文を読む、短歌を味わう。くすみカラーの栞紐をはさんで閉じる。その一連の行動も楽しいんです。

本を開いてまずこのページ。透け感、質感、フォント、フォントの色、考え尽くされたバランスに感動です。
全てにお涼さんのセンスと愛を感じます。

エメラルドグリーンの着物と帯。ピンクの帯を合わせるのもかわいい。好きな色を組み合わせるのは至福です。お涼さんも、デザインの過程も楽しまれたと思います。
この本の魅力は、もちろんルックスだけにとどまりません。
文章を読めば「お涼さんワールド」全開。言語化力に圧倒されました。
「ダジャレですか!」と、思う時も時々ありました。
でも、お涼さんの全身から絞り出されるような言葉たちに、心揺さぶられていきました。
心と身体と頭をぐるぐるめぐって、生み出されているような凝縮感がとても好きです。

カラフルなお花に囲まれて。
ハッとした言葉たち
「あきらめる」とは「あきらかにすること」。
1つ目はやはりこちら。「諦める」と「明らめる」の2種類の漢字と意味があること、知りませんでした。ずっと「諦める」の意味だけで使い「諦めることはよくないこと」と考え生きてきたので、「えっ」と驚きましたが、今では「あきらめる」という言葉に共感し、すっかり「らめ活」推進派です。
お涼さん、私も「らめ活」広めます!
「ウッ! リコリータ!」
私、利己プレイを演じたいタイプの「リコリータ」かもしれないと気づきました。時々、利他プレイもしていると思います。新しい発見です。
利己でも利他でも、心に従ってアクションしているのなら、どちらでもいいと思うんです。でも、プレイは自分に合っていないかも。自分の感じるままに進み、私の日々を楽しもう。そういう気持ちになりました。
「ウッ! リコリータ!」と心で叫び、前を向いて進もうと思います。

エメラルドグリーンのスニーカーで前へ。
お涼さんとの共通点に心おどる
「発酵食品摂取欲」
私も、海外から帰国すると発酵食品を欲します。特に漬物。空港からの帰り道、おにぎりと漬物とお茶を買って帰宅する。そんなプチ腸活タイムで旅を終えるので、私と同じだ!! と、発酵食品ネタにグッときました。
塩麹を使ったお涼理も美味しそう、次は「お涼理本」を出して欲しいと願っています。
「エメラルドグリーン好き!」
着物と帯の写真を紹介しましたが、私もエメラルドグリーンが好きです。
部屋の中にもありました、エメラルドグリーンのアイテム。

このトースターのダイヤル部分、ウインクしているようにも見えてキュート。
このトースター、とってもお気に入り。
そういえば、お涼さんがお湯を沸かしてくれる「朱美」を愛でているエピソードも好きだったので、真似してこのトースターを「お涼さん」と呼ばせていただきます。
私の「らめ活」プロセス
テンパってくると、思考がぐるぐるして誤作動したり、心が渋滞しやすいタイプです。
そんな時、付箋にいろいろ書き出してグルーピングして、整理する。
ひとりワークショップをしています。
それはきっと、私にとっての「らめ活」プロセス。落ち着きます。

今回はアートの巨匠の付箋を使ってみました。本の感想を書き出してレビューの準備をしてみたり。
テーマは、仕事の時もあればちょっとした日々の悩みの時もあります。
やりたいこと、やらなければいけないことに溢れている時、言語化すると気持ちが落ち着きます。付箋を動かして、グループ分けしたりプライオリティ付けして整理するとスッキリするので、付箋を使うのがポイントです!
私のちゃ舞台、私はおどる?
私のちゃ舞台の中心は、このオンラインの世界だと思います。
日々の生活の中で心が動いたことを、ブログという形で舞台にあげられることが、とても大切なことになっています。大切にしたい舞台です。

私のちゃ舞台。
さて、私はその舞台でおどるのかですが、お涼さんから受け取ったメッセージに刺激され、何かを表現したい衝動に駆られています。
そのせいか、レビューの文章がすっかりお涼さんワールドに影響されている気がします。
なんだか「ラブレターみたい」(笑)。
すっかり、おどりたくなっているようですね。

誂えた着物は淡いエメラルドグリーン。帯もエメラルドグリーンにして、お涼さんコーデ!
読む人を惹きつけ、心揺さぶる。
クリエイティビティを刺激し、心おどらせてくれる一冊です。
お涼さん、LOVE&RESPECT です。

<INFORMATION>
『今日も、ちゃ舞台の上でおどる』坂口涼太郎・著 ¥1700/講談社
短歌、エッセイ、
自伝的フィクションが織りなす
煩悩まみれで怠惰で無謀な「生活記」
「あきらめる」とは「明らかにする」こと。今あるものに目を向けて、自分の性格や経済力や現実にも目を向けて、今ある環境と状態を明らかにして、お金がないのに引っ越そうとする暴挙になんか出ず、手の届かない憧れをちゃんとあきらめて、
今ある環境の中で工夫して生活していこう。
私はこれを「あきらめ活動」略して「らめ活」と呼ぶことをここに宣言いたします。私はこれからも、「らめ活」をあきらめへん。
想像すること、妄想することには制約もモラルもありません。可能性は無限大。自分の感情を解放して、悲劇があったりなかったりするけど、今日もなんとか生きていて、めんどくさがらずにお茶碗洗えてるやん、靴下に穴空くぐらい頑張ってるやんという生活にカムバックするあなたは間違いなく最優秀人生の主人公賞受賞です。ほんまに、おめでとうございます!
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