ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.09.22 10:44

女優チョン・ジヒョンが最近放送されたドラマでのあるセリフをめぐり、中国のネットユーザーから非難を受けているだけでなく、中国でチョン・ジヒョンが広告している製品に対して不買運動まで起きていると、香港の星島日報が9月20日に伝えた。

同紙によると、最近中国のソーシャルメディアでは、ディズニープラス(Disney+)のオリジナルシリーズ『北極星』で主演を務めたチョン・ジヒョンが劇中で「中国はなぜ戦争を好むのでしょうか。核爆弾が国境地帯に落ちることもあり得るのに」と話す場面が編集されて拡散されている。

チョン・ジヒョンは『北極星』で、国連大使出身の大統領候補ソ・ムンジュ役を演じた。

星島日報は、中国のネットユーザーらがチョン・ジヒョンのセリフは中国を侮辱しており、現実と合わないなどと批判していると伝えた。

また、ドラマの中で中国東北部の大連を背景にした場面が香港で撮影されたのではないかと疑い、制作陣がわざと小汚く乱れたバラック地区を暗いトーンで撮影して大連の都市イメージを損なったという意見もあったと同紙は説明した。

また一部のネットユーザーたちは、中国を象徴する五つ星模様のカーペットが踏まれる場面や、劇中の悪役が中国語で会話し否定的なイメージを強める場面を問題視した。チョン・ジヒョンが中国の古代詩人・李白(701〜762)の詩句を詠む際、発音を意図的に歪曲したと主張するネットユーザーもいたと星島日報は伝えた。

ソーシャルメディアの投稿の中には、セリフの前後の文脈全体を見るべきだという意見もあったが、大きな注目は集めなかった。

中国最大のソーシャルメディア「ウェイボー」などでは、限韓令(韓流制限令)を解いてはならないという主張も出ている。非難の標的となったチョン・ジヒョンがモデルを務める化粧品や時計などに対しては不買運動が展開され、一部のブランドは広告を取り下げたと同紙は伝えた。

一方で、中国ではディズニープラスやネットフリックスなどが正式にはサービスされていない。しかし迂回チャンネルを通じて容易に視聴できるため、『イカゲーム』シリーズや『ムービング』『おつかれさま』といった韓国作品に対する中国人の反応が即座に表れている。

最近では、バラエティ番組『白と黒のスプーン〜料理階級戦争〜』を模倣したような料理コンテスト番組が中国で制作され、物議を醸した。

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