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2025.09.16

「鬼滅」の勢いが止まらない! 国内で上映された映画の興行収入は2020年公開の「無限列車編」が圧倒的な1位だったが、今年7月に公開された「無限城編」が歴代2位となり、ひたひたと後を追っている。

人気アニメシリーズの「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」の興行収入が7月18日の公開から9月15日までの60日間で330億5606万円に達した。観客動員数は2304万2671人。同作品の公式X(旧ツイッター)で発表された。同作品は米国などでも上映されており、日本を含む全世界での累計観客動員数は5500万4375人で、興行収入は680億1524万円に及ぶという。

興行通信社によると、国内の歴代興行収入1位は「『鬼滅の刃』無限列車編」(2020年)の407億5000万円。「『鬼滅の刃』無限城編」が、宮崎駿監督のアニメ作品「千と千尋の神隠し」(01年)316億8000万円を上回り、「鬼滅」シリーズが2トップとなり、圧倒的な人気を見せつけた。

アニメ「鬼滅の刃」は吾峠呼世晴さんの漫画が原作で、家族を鬼に殺された少年、竈門炭治郎が鬼たちと戦う物語。最新作の劇場版は3部作の構想で、今作はその第1弾に当たる。

興行通信社がまとめた歴代興行収入ランキングのトップ20のうち14作がアニメ作品。そのうち2作が「鬼滅」シリーズ、スタジオジブリ4作、新海誠監督作品3作、「名探偵コナン」シリーズ2作となっている。

邦画の実写作品では11位の「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」(03年)が歴代トップ。25年6月公開の「国宝」が、全体ランキング19位となり、邦画実写作品の2位となっている。2人の歌舞伎俳優の波乱の人生を描いた吉田修一さんの同名小説の映画化。吉沢亮さんと横浜流星さんの好演で大ヒットとなった。

映画興行収入歴代トップ20

興行通信社調べ(9月15日現在) タイトル冒頭の★はアニメ作品


★劇場版「鬼滅の刃」無限列車編集 407.5億円
★劇場版「鬼滅の刃」無限城編第一章 猗窩座再来 330.6億円
★千と千尋の神隠し 316.8億円
タイタニック 277.7億円
★アナと雪の女王 255.0億円
★君の名は。 251.7億円
★ONE PIECE FILM RED 203.4億円
ハリー・ポッターと賢者の石 203.0億円
★もののけ姫 201.8億円
★ハウルの動く城 196.0億円
踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ! 173.5億円
ハリー・ポッターと秘密の部屋 173.0億円
★THE FIRST SLAM DUNK 164.8億円
アバター 159.0億円
★名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ) 158.0億円
★崖の上のポニョ 155.0億円
★すずめの戸締り 149.4億円
★名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュパック) 146.7億円
国宝 142.7億円
★天気の子 142.3億円

【資料】

バナー写真 : 「鬼滅の刃」の最新映画が公開初日を迎え、キャラクターのパネルを撮影する観客ら=7月18日、東京都千代田区の「TOHOシネマズ日比谷」(共同)

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