2025年9月15日
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鑑賞方法:映画館
人種の坩堝、大都会の廃墟と現代人の心の荒み、これらがテーマなのかな。托卵というか妻の不貞というべきか、男の甲斐性のなさと研究テーマの「廃墟」が少しやり過ぎな程に記号的で、ちょっと気になるところ。なので警察の捜査と鑑識が余りに雑なのは、あんな程度の事件にマンパワーを投入することを無駄と思っているアメリカの行政機関としての警察の限界なのか、話の展開上あの程度で良しとしておかないとと思った脚本家・演出家の都合かは分からないが。日本人が監督してもあの景観と空気感でアメリカ映画っぽくなるのね。後半の西島秀俊がビルの合間のオフィス街を車で進む主観映像を見ていて、勝新太郎主演の勅使河原宏監督・安部公房原作の「燃えつきた地図」を思い出して懐かしさを感じた。思ったより長さは感じなかった。大好きなグイ・ルンメイが見あることが叶ったからか。とりあえずは満足しています。
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Dear Stranger ディア・ストレンジャー