(右から)北口ユースケ監督と出演する平田理さん、ゴリさん、伊藤歩さん、磯野駿英瑠さん=9日、県庁

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伊佐 尚記

 久米島を舞台にした映画「おーるーブルー」の製作記者発表が9日、県庁で開かれた。ネット社会に振り回される親子が久米島に帰省し、スマホを捨てて島の人や自然に触れる中で「人間らしさ」を取り戻す物語。北口ユースケ監督は「島の魅力を通して、世界中のそういう(苦しんでいる)人たちに向けて作りたい」と話した。

 映画製作は、北口監督が心身ともに疲れていた時、久米島観光協会の「泣きたくなったら久米島へ、実家よりもあたたかいゼロになれる島」というポスターを見たのがきっかけ。

 久米島町役場に企画を持ち込み、島民も出演する「島全体で作る映画」となった。10月に撮影する。2026年春に久米島でお披露目の上映をし、26年末~27年上半期に一般公開する予定。

 主演のゴリさんは「心がバラバラになりそうな家族の再生を見て、それぞれの役に共感できるのでは」と話した。過去に映画「チェケラッチョ!!」でゴリさんと共演し、今回は元妻を演じる伊藤歩さんは「また一つ沖縄に縁ができてうれしい。島民の方と触れ合いたい」と話した。

 息子役の磯野駿英瑠(しえる)さんは「人生で最初に決まった役。全身全霊で頑張る」と意気込んだ。桃原秀雄町長らも出席した。

 映画の詳細は「おーるーブルー」製作応援プロジェクトのホームページ。寄付も募っている。

(伊佐尚記)

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