米Peacockで待望のシーズン1配信を本日に控えていた『ジ・オフィス』の新スピンオフドラマ『The Paper(原題)』が、配信開始前日にシーズン2への異例の早期更新を獲得した。このサプライズは、主演のドーナル・グリーソンとサブリナ・インパッチャトーレが米NBCの朝の情報番組『Today(原題)』で発表した。

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このような配信前の早期更新は、ストリーミングサービスにおいて珍しいことではない。人気シリーズのシーズン間の空白期間を減らし、安定した更新サイクルを維持するために行われるケースが増えている。しかし、通常はすでに人気や評価が確立したシリーズに限られるため、新作の初回配信前に次シーズンが決定するのは極めて異例なことなのだ。これは、いかに配信元がこの作品に強い自信を持っているかを示す出来事といえるだろう。

『ジ・オフィス』のDNAを受け継ぐ『The Paper』

もちろん『The Paper』が全く新しいシリーズというわけではない。この作品には、世界中で愛される名作コメディ『ジ・オフィス』のDNAが色濃く受け継がれている。モキュメンタリー形式であること、『ジ・オフィス』のクリエイターであるグレッグ・ダニエルズが共同クリエイター、製作総指揮、そして共同ショーランナーを務めていることがその最たる例だ。さらに、NBC版でオスカー役を演じたオスカー・ヌニェスが、同じ役で続投していることもファンには嬉しいポイントである。

製作陣にも豪華な顔ぶれが並ぶ。ダニエルズをはじめ、パイロット版の演出を手掛けたケン・クワピス、そして本家で脚本や製作、監督、さらにはトビー役を務めたポール・リーバースタインらも名を連ねている。

ダニエルズはすでにシーズン2のアイデアを温めているとされており、彼の続編への構想と、完成済みエピソードを鑑賞したNBCユニバーサル幹部陣からの高い評価が、今回の超速更新へとつながったのは間違いないだろう。

『The Paper』シーズン1の全10話は、日本時間9月5日に一斉配信される。この作品が、あの伝説的なオフィス・コメディの系譜をどのように引き継ぎ、新たな歴史を築いていくのか、期待は高まるばかりだ。アメリカ版『ジ・オフィス』はHuluにて配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:Deadline

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